かつてのテンプル騎士団の本拠地
テンプル教会(Temple Church)は、政治の中心ウェストミンスターと経済の中心シティ・オブ・ロンドンの間、テンプルと呼ばれる地区にある教会です。
テンプルは12〜14世紀の間、十字軍で知られるテンプル騎士団の本部があった場所でした。テンプル騎士団廃止後、テンプル教会に法学校が置かれていたことから、テンプルは古くから"司法の中心地"として機能してきました。
ロンドンの4つの法学院のうち「インナー・テンプル」と「ミドル・テンプル」の2つがあり、テンプル教会や17世紀の建物が残るこの一帯は、中世の時間を感じることができる静かなエリアです。
1185年に本拠地として作られたのが現在に続くテンプル教会であり、ロンドンでも最も古い建築物の一つです。
フリート・ストリートからインナー・テンプル・ゲートウェイをくぐってテンプル内を奥へ進むと、左手に円形のテンプル教会があります。
イギリスの教会では珍しい円形のロマネスク様式は、テンプル騎士団発祥の地エルサレムの聖墳墓教会を模して作られたもの。
教会内の床に並ぶ騎士団メンバーの肖像墓が特に有名で、映画「ダ・ヴィンチ・コード」でもこの教会が登場する事でもよく知られています。
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住所 | Temple, City of London, EC4Y 7BB |
URL | http://www.templechurch.com/ |
開館時間 | 不定のため、ビジター向けオープン時間はHPで要確認。 (通常翌月までのスケジュールが公開されています) |
料金 | 大人 £5.00 シニア、学生 £3.00 16才以下 無料 (Magna Carta展、Winter of the World展の料金が含まれています) |
アクセス | Temple駅から5分 |
テンプル教会 Temple Church