ロンドンのレンタサイクルガイド

ロンドン中心部は、おおよそ山手線圏内の1.3倍ほどの規模で、中心部に多くの観光地が集まっているため、足と交通機関を使った散策を楽しめます。
地下鉄やバスより自由が効き、使い方によっては1日たったの£2と経済的なレンタサイクルを活用して、タウンウォッチングに行きましょう。

ロンドンの公共レンタサイクル「Santander Cycles」

ロンドンのレンタサイクル「Santander Cycles」は、1日わずか2£から自転車をレンタルできます。
事前に特別な申込みや予約は必要なく、専用アプリか、直接ドッキングステーションターミナル(自転車置場)に行き、ATMのような画面をタッチして申込み〜支払いをしてレンタルを行い、任意のドッキングステーションに返却するだけと手軽に使うことができます。
→詳しくはTFLのサイトも参照してください。

レンタサイクルの使い方

借り方

レンタサイクルの近くのドッキング・ステーション・ターミナルに行き、クレジットカード(コンタクトレス可)かデビッドカードを使い、タッチスクリーンをタッチして始めます。(iPhoneなどのスマホやスマートウォッチのコンタクトレスは使えません。)
最初の画面で言語選択ができるので、英語が苦手な人は日本語を選択しましょう。

画面の「Hire a cycle」をタッチし、画面の説明に従って申し込みを行い、【リリースコード】がプリントされた紙を取ります。(同時に4台まで自転車が借りられます、この場合、4つの【リリースコード】を受け取ります。)
【リリースコード】は、ドッキング・ステーションにある自転車のロックを解除するコードで、そのドッキング・ステーションでのみ、10分間有効です。10分以内に自転車を出す必要があります。

 

レンタサイクルの料金

2£で決済から24時間、自転車の利用が可能です。30分以内の利用であればそれ以上料金はかかりません。30分以上利用した場合、30分ごとに£2加算されていきます。
24時間以内に、どこのドッキング・ステーションでも好きなところに返却してください。
自転車を壊した場合や、返却しなかった場合、最高£300の罰金がかかることがあります。

 

乗り方

自転車を選び、タイヤとブレーキ、ベルに問題がないかチェックしてください。
自転車が停めてあるドックのキーパッドに【リリースコード】を打ち込み、緑のライトがついたら自転車を引いて出します。
サドルの高さを調整し、利用してください。自転車は、走ると自動的に点灯するようになっています。

 

返却

どこのドッキング・ステーションでもよいので、空いている自転車のドックに自転車をしっかり入れます。自転車が安全に停められたことを示す緑のライトが点灯するまで待ちます。(もし緑がついていなければ、自転車の利用が続けられているとみなされ、料金が加算され続けてしまいます。)緑のライトがつかない場合、他のドックに停めます。(緑のライトがつかなかったら、コンタクトセンター 0343 222 6666 に電話してください。)
ドッキング・ステーションのタッチパネルで「Print Journy Record」を押し、契約時のカードを入れればレシートが発行できます。

もしドッキング・ステーションが満車で停められなかったら、ターミナルのパネルの「No docking point free」をタッチして、追加の15分を得ることができます。この間に他のステーションをさがして停めてください。
ドッキング・ステーションが満車で近くのステーションを探したい場合、ターミナルのパネルの「Status of nearest docking station」をタッチしてください。
もし自転車が危険で乗れない状態の場合、ドッキング・ポイントの「Fault」ボタンを押しておいてください。また、他の人にその自転車が修理が必要であることをわかってもらうため、サドルを後ろに倒しておいてください。

 

ドッキング・ステーションを探す

ロンドンには、750のドッキング・ステーションと11,500台のレンタサイクルがあります。
ドッキング・ステーションはこちらのマップから探すことができます → マップ

レンタサイクルを使う時に注意すること

レンタサイクルの利用ルールやロンドンの交通ルールを守り、安全に利用しましょう。

返却は必ずドッキング・ステーションへ

レンタサイクルの自転車には鍵がついていないので、必ずどこかのドッキング・ステーションに停めてください。例えば、どこかの観光スポットやお店の前などには絶対に停めないでください。盗まれた場合も、罰金の£300がかかります。

 

自転車道を走る

イギリスでは自転車で歩道を走るのは違法なので、自転車道がある場合はそこを走ります。ない場合は、車道を走ります。
歩道を通りたい場合は、自転車から下りて押してください。
車道を走るのが不安な場合は、大きな公園(ケンジントン・ガーデンズ、ハイド・パーク、グリーン・パーク、セント・ジェームズ・パーク)などの自転車が走れる道を使うのもおすすめです。