ケンジントン宮殿を囲む緑豊かなガーデン
ケンジントン・ガーデンズ(Kensington Gardens)は、ロンドンのウェストミンスター地区〜チェルシー地区にある王立公園です。
18世紀、ハイド・パークの西側を分割して作った公園で、面積は265エーカー(1.1平方km)に及びます。
ガーデン内には、ウィリアム王子のお住いであるケンジントン宮殿、イタリアン・ガーデン、アルバート公記念碑、ピーターパン像、サーペンタイン・ギャラリーなどたくさんの見どころがあります。
宮殿前のラウンド池やロング・ウォーターには、多くの野鳥や渡り鳥が遊ぶ姿を間近で見ることができるでしょう。
ケンジントン宮殿は故ダイアナ妃が最後に住んでいた所でもあり、ダイアナ・メモリアル・プレイグラウンドには毎年100万人を超える親子が訪れ、楽しいひと時を過ごしています。
ケンジントン・ガーデンズの最寄り駅は、北側のクイーンズウェイ駅(Queensway)です。
南のサウスケンジントン駅(South Kensington)からヴィクトリア&アルバート博物館や自然史博物館、科学博物館、ロイヤル・アルバート・ホールと北上しながらケンジントン・ガーデンズを合わせて散策するのもおすすめです。
ピーター・パンの像
ピーター・パンの作者であるJ.M.バリーの依頼により、1912年に造られたブロンズ像です。
J.M.バリーはケンジントン・ガーデンズの近くに住み、このガーデンで著作のインスピレーションを得ていました。
像は人口湖ロング・ウォーターの西に建てられており、ピーター・パンの作中で、ピーターはこのロング・ウォーターのそばを飛んでいます。
アルバート公記念碑
ロイヤル・アルバート・ホールの北に位置する金に輝くアルバート公記念碑は、ロンドンで最も華やかなモニュメントの1つです。
42歳で腸チフスで亡くなったアルバート公はビクトリア女王のよき夫であり、この像はアルバート公のヴィクトリア期の業績と熱意を祝い、称えています。
ダイアナ・メモリアル・プレイグラウンド
木製の海賊船型の遊具があるダイアナ・メモリアル・プレイグラウンドは、2000年6月30日に、故ダイアナ妃を記念して造られました。
ピーター・パンにインスパイアを受けた子供達のための遊び場は、幼年時代の無邪気さを愛していたプリンセスを偲んだ素敵な空間です。
感覚的なトレイルや海賊船と周りのビーチ、ユニークなおもちゃのすべてが豊かな緑に囲まれています。子供達はここで思うまま遊び、大人もリラックスできるようにベンチが用意されています。
※利用は無料、家族連れのみ利用可能です
イタリアン・ガーデンズ
アルバート公からビクトリア女王に贈られたものと言われるイタリアン・ガーデンズは、150年前の池と装飾が美しい庭で、ケンジントン・ガーデンズの北側、ランカスター・ゲートの近くにあります。
カララ大理石で丁寧に刻まれた中央のロゼットとポートランドの石、白い大理石のタッツァ噴水の流域で構成されています。見事な石像彫刻と、と白鳥の胸、女性の頭、ラムの頭、イルカと楕円の5つの壷の美しい造形も見逃せません。
住所 | London W2 2UH |
URL | https://www.royalparks.org.uk/parks/kensington-gardens |
オープン時間 | 6:00 - 21:15 |
アクセス | クイーンズウェイ駅からすぐ |