ロイヤル・アルバート・ホール Royal Albert Hall

一流クラシックを気軽に楽しめる「プロムス」のメイン会場

ロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall)は、サウス・ケンジントン地区にある赤煉瓦造りの外観が美しいホール会場。
北にケンジントン・ガーデンズとアルバート公記念碑、西に王立美術院(ロイヤル・カレッジ・オブ・アーツ)、南に王立音楽大学(ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック)、ヴィクトリア&アルバート博物館、自然史博物館などが連なるこの一帯は、アルバートポリスとして知られる。
一連の文化施設はヴィクトリア女王の夫であるアルバート公が提唱したもので、1851年の万国博覧会の収益を投じてこれらの施設を作った。
このロイヤル・アルバート・ホールも、アルバート公の功績を讃えてその名を冠した演劇場だ。

建物の大きさは83メートル×72メートル、円形に見えるが正確には楕円形で、ホール天井の高さは41メートル。収容人数は8000人を越える。
1871年3月29日の開場以来、クラシックからロック、ポップスまで幅広いジャンルのイベント・コンサートが行われ、ロンドンを代表する音楽の殿堂として名高い。
特に、1941年から毎年夏に開催される「BBCプロムナードコンサート」(通称プロムス)の会場としても有名。
音楽だけでなく、ボクシングやプロレスリング、テニス等のスポーツイベントが開催されることもある。

BBCプロムナードコンサート(Proms)

BBCプロムナードコンサート、通称プロムス(Proms)は、毎年、7月中旬〜9月中旬(2015年は7/17〜9/12)の約2ヶ月間にわたり、ロイヤル・アルバート・ホールをメイン会場に行われる世界最大のクラシック音楽の祭典。

プロムスの正式名称は「ヘンリー・ウッド・プロムナード・コンサート」。
指揮者のヘンリー・ウッドが、“普段クラシック音楽を聴く機会が少ない人達にも、気軽に一流音楽に触れる機会を”と、1895年に始めた公演が始まり。当初はロンドンのランガム・プレイスにあったクイーンズ・ホールで行われていたが、第二次大戦中の1942年から現在のロイヤル・アルバート・ホールに会場が変更され今に至る。
現在は国営放送のBBCが運営、スポンサーも付き、ロンドンの夏の風物詩とも呼べる一大イベントとなっている。

7月半ばから2ヶ月の間毎日開催、演奏項目は日替わりで、その人気はなんといっても良心価格設定のチケットにある。
毎公演、ステージ前のグラウンドフロアと最上階のギャラリーが立ち見設定となり、このスタンディング・チケットの販売は当日券のみ、値段はなんと£5と破格のお値段だ。
演奏される曲や出演者によっては、前日から当日券購入ための徹夜組が並ぶこともあるほど。
このチケットの販売は開演2時間前から。夏季にロンドンを旅行する機会があったら、ぜひ一度足を運んでみては。

もちろん、通常のコンサート同様に指定席もありチケットは前売りで購入可能。価格は£7〜と席の場所によっては安いところもあるので、スタンディングが億劫な人は予め予約して行こう。

→プロムスのスケジュール、プログラムやチケット予約はこちら

ロイヤル・アルバート・ホールがロケ地になっている作品

住所Kensington Gore London SW7 2AP
チケット予約窓口 毎日 AM9:00 〜 PM9:00 (Door 12)
+44 (0)20 7589 8212
URLhttp://www.royalalberthall.com/
料金イベントによる
各種ホール見学ツアーグランドツアー(GRAND TOUR) £12.25〜、アフタヌーンティー付き £35.25〜、ランチ付き £24.75〜、コーヒーモーニング付き £15.75
ロンドン・パスでツアーに参加できます

シークレット・ヒストリー・ツアー SECRET HISTORY TOUR £12.25〜

バックステージ・ツアー BEHIND THE SCENES TOUR £15.25〜

建物見学 INSIDE OUT TOUR £12.25〜
アクセスSouth Kensington駅から15分
ロイヤル・アルバート・ホール Royal Albert Hall