テート・ブリテン Tate Britain

近代美術好きなら足を運びたい、イギリス絵画の殿堂

テート・ブリテン(Tate Britain)は、ロンドンのミルバンクにある国立美術館です。
テート・モダンなどとともに、国立美術館ネットワーク「テート」の一部をなしています。

ヘンリー・テートのコレクションを中心に、1897年にナショナル・ギャラリーの分館としてオープンしたのが始まり。
20世紀の近代・現代美術を積極的に収集し、1955年の独立を機にイギリス各地に分館が進められ、2000年にオープンしたテート・モダンに現代美術を移管しました。
現在は、発足当時のイギリス美術を専門にコレクションしており、1500年代のテューダー朝美術以降、現代までのイギリス絵画が時代順に展示されています。

テート・ブリテンの特筆すべき作品は、約300点の油絵と2万点に及ぶ水彩とデッサンからなる「ターナー・コレクション」です。
ターナーの初期から晩年までの作品群は、専用のクロア・ギャラリーに常設展示されています。
ラファエル前派と呼ばれるイギリスの芸術家グループの作品も豊富に揃えられており、ウィリアム・ブレイク、ジョン・コンスタブル、トマス・ゲインズバラ、ウィリアム・ホガース、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティなどの膨大なコレクションは見応え充分です。
20世紀半ば以降のデイヴィッド・ホックニー、フランシス・ベーコンや、現代のトレイシー・エミンまで、幅広い年代のイギリス人美術家の作品を見ることができます。
特に有名なものは、ミレーの『オフィーリア』やジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの『シャーロットの女』などです。

テート・ブリテンと、テート・モダンの間は、テムズ川を高速船の「Tate Boat」がシャトル運航しています。所要時間は25分、料金は片道£8.70、往復£14.80。
美術館の一部として作られた桟橋「ミルバンク・ミレニアム・ピア」からテート・モダンへ往来が可能ですが、運行間隔は40分程なので、利用したい場合は事前に運行スケジュールの確認をしましょう。

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クロア・ギャラリー

Flatford Mill (Scene on a Navigable River) by John Constable, Tate Britain.JPG
By Wmpearl - Own work, CC0, Link

ツアー

無料のツアーがたくさん実施されているので、英語がわかる人は参加してみましょう。

アーカイブ・ギャラリー・ツアー(ARCHIVE GALLERY TOURS)
無料、毎週土・日曜日の13.00〜13.30、14.30〜15.00実施

ターナー・ツアー(THE PAINTINGS OF J.M.W. TURNER)
無料、毎日15.00〜15.45実施

女性アーティストを知る30分ツアー(30 MINUTES ON WOMEN ARTISTS)
無料、毎週月・水曜日の13:15〜13:45実施(2019年12月まで)

→その他のツアーはこちらから

住所Millbank, London, SW1P 4RG
TEL+44 (0)20 7887 8888
インフォメーション AM9.00–PM18.00(毎日)
メンバーシップ、チケットサービス AM9.45–PM18.00(毎日)

+44 (0) 20 7887 8999(24時間)
URLhttp://www.tate.org.uk/visit/tate-britain
料金無料
特別展、エキシビジョンは有料
開館時間AM10.00〜PM18.00
最終入場 PM17.15
閉館日12/24〜26
アクセスPimlico駅から徒歩約5分
テート・ブリテン Tate Britain
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