テート・モダン Tate Modern

世界最大規模の近現代アートの殿堂

テート・モダン(Tate Modern)は、サウス・バンク地区のテムズ河畔にある国立の近現代美術館。
「テート」(Tate)とは、国立美術館ネットワーク「テート」(Tate)のことで、テート・ブリテン等と同様これに属する施設。
世界でも屈指の規模を誇る20世紀以降のモダン・アートがラインナップされている。

テート・モダンは、旧バンクサイド発電所を改築して造られた。
当初の発電所は、戦災復興の際にロンドンの電力不足を解消するため、1947年と1963年の二度の工事で急を要する形で完成。
1981年に閉鎖後、歴史的建築物のリスト入りは見送られ、1993年には建物の一部取り壊しが始まるなど保存の計画はされていなかったが、同時期にテート・ギャラリー(現テート・ブリテン)の展示・収蔵スペースの不足が発生。1994年に発電所をを改造して美術館としての再利用が決まった経緯を持つ。
発電機があったタービン・ホールをエントランスホールに。屋上に採光窓を設置、レストランなどがあるガラス張りのフロアを設けるなどし、巨大なアート・ギャラリーに変貌。
99mの巨大な煙突と昔ながらの煉瓦造りの外観を残しながら、内部は7階まで吹き抜けを利用した大胆なレイアウトが、収蔵品のモダンアートにマッチした異空間を創りあげている。
2000年5月12日、ミレニアム記念の新施設の一つとしてオープン以来、テムズ南岸の名所的存在として非常に人気を集めるスポットとなった。

展示フロアは3〜5階で、年代別ではなく静物画、ヌード、歴史などのテーマ別でカテゴライズされ、ピカソ、ダリ、デュシャン、アンディ・ウォーホールなどの作品を観ることができる。
現代アートを扱うテート・モダンならではの映像アートやオブジェも興味深い。
ヨーロッパ最大級、1万冊を越える美術書を揃えたブックショップやポスター、文具などの各種グッズも豊富で、美術ファンならお土産探しも満足できるだろう。

最上階のガラス張りの展望エリアからは、テムズ河とセント・ポール大聖堂〜シティの街並みを見渡すことができ、レストラン&カフェでは眺望を楽しみながらの休憩が可能。最上階とレベル3のカフェは金・土曜は21:30まで営業しており、夜景を楽しむこともできる。
テート・モダン前からテムズ対岸のセント・ポール大聖堂前までミレニアム・ブリッジ(歩行者専用橋)を渡って、一帯の散策がてらテート・モダンへ足を運びたい。

テート・モダンのコレクションは広く公開され、特別な企画展示をのぞいて入館は無料。
寄付制をとっているので、楽しんだら心づけ程度でも払いたい。

コレクションの見方

常設展はレベル2、4で4テーマに分類されて展示されている。
2015年夏現在、レベル3では特別展が実施されている。

レベル2

Poetry and Dream(詩と夢)

無意識や夢の世界を描いたシュールレアリズムなどの絵画や立体作品が展示されている。
ピカソの「三人の踊り子」や、ジョルジョ・デ・キリコ、アーシル・ゴーキーの作品など。

 
Maling Traces

マーク・ロスコのシーグラム・ビル壁画を集めた「ロスコ・ルーム」がある。

Poetry and Dream
1 Giorgio de Chirico and Jannis Kounellis
2 Surrealism and Beyond
3 Cao Fei
4 Photographic Portraits
5 Russian Revolutionary Posters
6 Alexander Brodsky and Ilya Utkin
7 The Reclining Nude
8 ARTIST ROOMS: Joseph Beuys
9 Bill Viola
10 Realisms
11 Henry Wessel

 
MAKING TRACES
1 Magda Cordell and Lee Bul
2 Trace
3 Monochromes
4 Mark Rothko
5 George Condo
6 Rebecca Horn
7 Painting after Technology
8 Torn Papers and Walls Paper
9 Sam Francis and Brett Weston
10 Gerhard Richter

レベル4

Energy and Process(エネルギーとプロセス)

1960〜70年代のイタリアの芸術運動アルテ・ポーヴェラや世界的なポスト・ミニマリズム、日本のもの派など、日用品を再利用したアート等が展示されている。
ルーチョ・フォンタナ、マリオ・メルツ、小清水漸などの作品がある。

 
Structure and Clarity(構造と明瞭性)

20世紀初頭から、2大戦下で発展したキュビズム、構造主義をはじめとした抽象アートを展示。
ピート・モンドリアン、ピカソ、ジョルジュ・ブラック、彫刻家のコンスタンティン・ブランクーシの作品など。

Energy and Process
1 Niki de Saint Phalle and Richard Serra
2 Beyond Painting
3 Arte Povera and Anti-Form
4 Nikolas Hlobo
5 Chen Zhen and Zhang Enli
6 Pino Pascali
7 Cy Twombly
8 Homeworkers
9 Artur Żmijewski
10 Contemporary Sculpture

 
STRUCTURE AND CLARITY
1 Vanessa Bell and Saloua Raouda Choucair
2 Around Abstract Art 1920–1935
3 Italian Modernist Photography
4 Constructionism
5 Kader Attia
6 Minimalism
7 Ellsworth Kelly
8 Li Yuan-Chia
9 Charlotte Posenenske and Ursula Schulz-Dornburg
10 Cubism
11 Anthony Caro

アドバイス

無料のガイドツアー

英語のみだが、各コレクションの概要や代表的な作品を説明してくれる無料のガイドツアーが行われているので、英語のヒアリングに自信があれば参加してみよう。
予約不要、実施は毎日、1日4回(詳細は下記)、所要時間は約45分。
都合により実施されない場合があるので、インフォメーションで確認を。
実施エリアの絵画に関するツアーとなるので、興味があるエリアのガイドツアーを選ぼう。

11:00: Poetry and Dream ガイドツアー、Level 2コンコースに集合
12:00: Making Traces ガイドツアー、Level 2コンコースに集合
14:00: Structure and Clarity ガイドツアー、Level 4コンコースに集合
15:00: Energy and Process ガイドツアー、Level 4コンコースに集合

→ガイドツアーの詳細ページ

 

飲食

レストラン LEVEL 6
Sunday – Thursday, 10.00–15.30
Friday & Saturday, 10.00–21.30

 
Espresso Bar level 3
Sunday – Thursday 10.00–17.30
Friday & Saturday 10.00–21.30

 
カフェ level 1
Sunday 9.00–17.30
Monday – Thursday 10.00–17.30
Friday 10.00–20.30
Saturday 9.00–18.30

ショップ

Exhibition Shops Levels 2 and 3
特別展/企画展に関するグッズを扱うショップ。

 
River Shop Level 1
定番グッズや本、印刷物、絵画に関連した雑貨やアクセサリーなど。

 
Main Shop Level 0
モダンアートやカルチャー関連の本、各種製品、ギフト商品、絵画に関連した雑貨やアクセサリーなどを扱う。

→ショップの紹介ページ

テート・モダンがロケ地になっている作品

住所Bankside London SE1 9TG United Kingdom
TEL+44 (0)20 7887 8888
Mailvisiting.modern@tate.org.uk
URLhttp://www.tate.org.uk/visit/tate-modern
料金無料(寄付制)、特別展示は有料
オーディオガイド日本語なし £4
開館時間日〜木 10:00〜18:00(最終入場 17:15)
金・土 10:00〜22:00(最終入場 21:15)
閉館日12月24日~26日
アクセスBlackfriars駅、Southwark駅から徒歩10分
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