ナショナル・ギャラリー National Gallery

ヨーロッパ絵画の至宝が大集合

ナショナル・ギャラリー(National Gallery)は、トラファルガー広場の北に位置する美術館。
1824年に当時初の国立美術館として設立。13世紀半ば〜1900年までの作品3000点以上を有する、世界最大の美術館の一つに数えられている。

銀行家で美術後援家だったジョン・ジュリアス・アンガースタイン (John Julius Angerstein) が収集していた38点の絵画を、議会が買い上げて公開したのがナショナル・ギャラリーの始まり。
当初はアンガースタインの自宅で公開されていたが、1838年に現在地に現在の建物が完成・移転以降、イタリア絵画の購入、個人の寄贈、さらにターナー・コレクションが加わりコレクションは拡大、本格的に美術館としての歴史を重ねていった。
1855年に絵画購入の定期予算が承認されたこともあり絵画数は増え続け、ついに建物が手狭で収蔵に限界が訪れると、1897年に分館ナショナル・ギャラリー・オブ・ブリティッシュ・アート(現在のテート・ブリテン)を開設。モダン絵画を中心に移転することになった。
現在、テート・ブリテンはヘンリー・テートのコレクションとイギリス絵画との所蔵がメインで、モダンアートはテート・モダンにコレクションされている。

ナショナル・ギャラリーのコレクションは広く公開され、特別な企画展示をのぞいて入館は無料。
維持管理費用をまかなうために寄付制をとっており、館内数カ所にドネーションを募る箱が設置されているので、楽しんだら心づけ程度でも払いたい。

コレクションの見方

展示は時代ごと4エリアに分かれている。

1250〜1500年代 セインズベリー・ウィング(51〜66)
1500〜1600年代 西ウイング(2〜14)
1600〜1700年代 北ウイング(15〜32、37)
1700年代〜   東ウイング(33〜46)

西から東へと作品が新しくなっているので把握しやすい。
特に人気の見どころは以下。

 

イタリア絵画

16世紀までのセインズベリー・ウィングと西ウィングにはイタリアの名画がめじろ押し。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」は西ウィングにある。

フランス絵画

北ウィング、東ウィングに多い。
ミレー、ドラクロワ、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ピカソ、ゴーギャンなど有名どころが満載、印象派の絵画が充実している。
ゴッホなら「ひまわり」や「椅子とパイプ」、モネなら「池と睡蓮」などを拝める。

オランダ絵画

北ウィングに多く、レンブラント作やフェルメールの絵画が人気。

アドバイス

ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエル…傑作を全てじっくり見て回ろうと思ったら、とても一日では足りない。
・特定の画家を絞って観る
・特定の時代に絞って観る
・欧州絵画の歴史を辿りながら有名どころをメインに観る
など、見方を決めて行きたい。

どんな絵画がどこにあるか知っておくといいだろう。

 

画家で探す

Giovanni Bellini(ベリーニ)、Sandro Botticelli(ボッティチェリ)、Michelangelo Merisi da Caravaggio(ミケランジェロ)、Paul Cézanne(セザンヌ)Leonardo da Vinci(レオナルド・ダ・ヴィンチ)、Claude Monet(モネ)、Raphael(ラファエル)、Rembrandt(レンブラント)、Peter Paul Rubens(ルーベンス)、Jan van Eyck(ヤン・ファン・エイク)、Vincent van Gogh(ゴッホ)、Diego Velázquez(ベラスケス)、Johannes Vermeer(フェルメール)といった人気の画家とその収蔵作、展示場所(部屋)は、30 key artistsで見ることができる。

→30 key artists

 

人気の絵画から探す

→30 highlight paintingsでは、特に有名な絵画をピックアップして紹介、展示場所もわかるようになっているので、鑑賞ルートの参考に。
例)フェルメールのA Young Woman standing at a VirginalゴッホのSunflowersボッティチェリのVenus and Marsなど。

→30 highlight paintings

 

無料のガイドツアー

英語のみだが、コレクションの概要説明や代表的な作品を説明してくれる無料のガイドツアーが行われているので、ヒアリングができて時間があればぜひ参加してみよう。
実施は毎日11.30am〜、2.30pm〜の1日2回で、所要時間は約1時間。
金曜日は6.00pm〜、土日は6.00pm〜も開催されている。
集合場所はセインズベリー・ウィングのGuided Tour Meeting Pointかインフォメーションデスクとなっている。

ツアーの実施スケジュールや集合場所等の詳細を調べてから参加しよう。
→http://www.nationalgallery.org.uk/whats-on/tours/

 

一日中楽しめる

地下のセルフ・サービスのカフェで一休みできるほか、2階にはレストランの「ナショナル・ダイニング・ルームス」があり、絵画鑑賞の合間に食事も楽しめる。
セインズベリー・ウィングには、豊富なグッズの品揃えが嬉しいギャラリー・ショップがあり、思い出にお気に入りの絵画のグッズを買ってみてはいかが?

ナショナル・ギャラリーがロケ地になっている作品

コリント式の列柱が重厚なファサード(入り口)と、エントランス前に広がるトラファルガー広場がセットになった光景は映画やドラマ等でもお馴染み。
昨今では、ナショナル・ギャラリーの内部で007 スカイフォールの撮影が行われるなど、映画ファンも是非足を運びたい。

住所Trafalgar Square, London WC2N 5DN
URLhttp://www.nationalgallery.org.uk/
日本語の案内ページ
料金無料(寄付制)、特別展示は有料
オーディオガイド日本語あり £4
セインズベリー棟レベル2、およびポーティコ入口のオーディオガイド・デスクで借りる
開館時間午前10時~午後6時
金曜日 午前10時~午後9時
閉館日1月1日、12月24日~26日
備考写真撮影不可
アクセスCharing Cross駅から徒歩3分
ナショナル・ギャラリー National Gallery
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