聖バーソロミュー病院（St Bartholomew's Hospital）は、ロンドンのスミスフィールドにある病院で、Barts（バーツ）の略称で知られています。
国際的に有名な教育研究病院であり、特に、癌と心臓病治療の研究に力を入れています。
この病院の始まりは1123年で、英国のみならずヨーロッパでも最も古い病院で、現在も創建当時との同じ場所にあります。
ヘンリー1世の寵臣のラーヘレによって設立された病院で、1144年に亡くなった彼は、この病院の近くのセント・バーソロミュー・ザ・グレート教会に葬られています。
長い歴史の中で、医学の進歩に繋がる研究が多数行われ、看護職の発展にも大きな貢献を果たしてきた由緒ある病院です。
病院の裏（スミスフィールド側）の入口である「ヘンリー8世エントランス」の上部のヘンリー8世の石像は、ロンドンにあるヘンリー8世の像として唯一のものです。（病院の正面入口は反対側にある。）
この病院は、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズとワトソン医師が出会った場所としても有名で、近年はBBCドラマ「SHERLOCK」のロケ地として特に注目を集め、多くのファンが訪れるようになりました。
ヘンリー8世ゲートを通ると病院の中庭があり、外来のフロアの売店ではバーツのグッズを買うことができます。
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ヘンリー8世ゲートを入り、病院内の教会（St Bartholomew the Less）を通り過ぎて左手（ノース・ウィング）に、この病院の博物館の入り口があります。
バーツ病院の歴史と治療についての展示が行われており、歴史的な外科器具や医学書、彫刻作品、ウィリアム・ホガースの絵を含む絵画コレクションなどがあります。
貴重な資料の数々のほか、シャーロック・ホームズとワトソン医師がここで出会ったという内容のプレートも展示されているので、ホームズファンならここも見ておきたいポイント。
入館は無料ですが、寄付が歓迎されています。
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