シェイクスピア・グローブ・シアターは、1997年、かつてのシェイクスピアの芝居小屋を忠実に再現する形で再建された。
昔のグローブ座が1613年に火事で焼け落ちて以来、同じ場所・同じ様式で約400年ぶりによみがえったグローブ座は話題を呼んだ。

客席が舞台を取り巻く円形の劇場で、客席と舞台以外は屋根がない半屋外型のため、空の下でお芝居を観劇する形になる。（円形劇場の公演は4〜10月中旬のみ）
木造、白い漆喰の壁に茅葺屋根のチューダー朝時代の造りで、中世にトリップしたような感覚を味わえるこだわりのシアターだ。
当時と同じ雰囲気で劇を楽しむことができるので、シェイクスピアのファンなら一度はここで観劇したい。

劇場の地下には常設の博物館があり、コスチュームや舞台装置などの展示や、エリザベス1世の頃の観劇街やサザークの様子が紹介されている。
さらに、近くにはグローブ座より前、1587年に建てられたローズ座跡もあり見学が可能。

ヤード席（中庭）

屋根なし＆立ち見と、雨が降ったらかなり辛いけど、£5と格安。
舞台が目の前で、役者を間近で観ることができるから体調を整えて体験しよう。

アッパー／ミドル／ロウワー ギャラリー

円形劇場内の席（屋根付き）で、価格は£10から。
各階で3〜4段階の値段設定がある。
昔ながらの木の椅子は長時間観劇には辛いかもしれないが、当時の雰囲気を味わいながら芝居を堪能できる。

エキシビジョンと舞台裏見学、エキシビジョンとバンクサイドのローズ劇場跡見学の2ツアーがある。
マチネ（昼）公演がある日は舞台見学は不可。（後者のみ）
週末は団体客が並んでいることもある。
劇場にはカフェ、バーなどもあるので、食事や休憩もできゆっくりと過ごせる。

ツアーは年中無休、15〜30分おきに実施されている。

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