デューク・オブ・ヨーク・シアター（ヨーク公劇場：Duke of York's Theatre）は、ウェスト・エンドのセント・マーティンズ・レーンにある劇場です。
現在まで、ベイジル・ラスボーン、イアン・マッケラン、オーランド・ブルーム、マイケル・ガンボン、ジェレミー・アイアンズといった有名な俳優達がここの舞台に登場したことでよく知られています。

1892年、フランクワイアット夫妻のために建築家ウォルター・エムデンによって建てられたこの劇場は、グレードⅡの指定建造物にリストされています。（登録は1960年9月。）
夫妻の死後、1894年にトラファルガー劇場に改名し、翌年にヨーク公爵（後のジョージ5世）を称えて現在の名称になりました。
1894年にミュージカル・コメディの「Go-Bang」、1900年のジェロームK.ジェロームのミスホッブスとデビッドベラスコの蝶蝶夫人、1904年のJMバリーの「ピーターパン」など、初期からたくさんの成功をおさめています。
近代も、1995年の「ロッキーホラーショー」の21周年記念公演やロイヤルコートクラシックシーズンなど、多くの成功が続いています。

→Duke of York’s Theatre