郵便博物館（The Postal Museum）は、クラーケンウェルにある英国の郵便にまつわるミュージアムです。
王室の古い書簡から歴史に残る郵便列車強盗の記録まで、500年に及ぶ英国郵便の歴史を知ることができます。

英国の郵便サービスの始まりはヘンリー8世の時代に遡り、現代に至る歴史を貴重な資料で知ることができます。
1800年代に活躍していた郵便馬車や、世界最初の切手として有名なペニー・ブラックの現存する数少ないシートがあります。
100年前に郵便物を運んでいた世界初の無人地下鉄道であるメールレールに乗ることができ、当時の様子を実際に乗ることができます。
1978年にFIFAワールドカップでスコットランドが優勝した場合に使用される予定だった記念切手、タイタニック号が沈没した夜の電報、1936年までイギリスで禁止されていたユリシーズの初版（遮られたもの）などを見ることができます。
他にも、1800年代、ネズミ捕りのために正式に採用された猫の記録や、1963年にグラスゴーからロンドンのユーストンに向かう列車から260万ポンドが盗まれた「大列車強盗事件」などを知ることができます。