19世紀、紅茶輸送に大活躍したティー・クリッパー
ティー・サーク号(Cutty Sark)は、現存する唯一のティー・クリッパー(紅茶運搬船)です。
テムズ河のグリニッジ・ピアやDLRのカティー・サーク駅から歩いて数分、グリニッジ大学に面したところに保存展示されており、王立天文台や国立海洋博物館などと合わせてグリニッジエリアの観光におすすめです。
19世紀、中国やインドから紅茶を運搬していたのはこのカティー・サーク号のような快速帆船が活躍していました。
カティー・サークは1869年に建造されましたが、同年11月にスエズ運河が開通し蒸気船が主流になると、時代とともにティー・クリッパーは使われなくなりました。
このため、カティー・サークも紅茶運搬を行っていた時期はごく短かったのです。
その後はオーストラリアからの羊毛輸送に使われるようになり、輸送船の役割を終えた後は航海学校で練習船として使用されるなど、1954年に現在の位置に保存展示が行われるまで広く活躍をしていました。
現在船内は一般公開され、船の甲板や内部は帆船での生活や紅茶輸送船の歴史を知ることができる博物館となっています。
船内にはアフタヌーンティーができるカフェもあります。
カティー・サークは、その名のついたスコッチのブランドでも有名です。
「カティー・サーク」は、スコットランド語で「短いシュミーズ」を意味しており、丈の短いシュミーズを身につけた妖艶な魔女が出てくる詩が由来です。
船首にはこの詩に出てくる魔女を模した像が取り付けられているので、こちらも忘れず見ておきたいポイントです。
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住所 | King William Walk, London SE10 9HT |
URL | http://www.rmg.co.uk/cutty-sark/ |
開館時間 | 毎日 10am–5pm(最終入場 4.15pm) |
休館日 | 12/24〜26 |
料金 | 大人:£13.50(寄付金込)/£12.15(寄付金含まず) 子供:£7(寄付金込)/£6.30(寄付金含まず) 5歳以下:無料 ファミリー (大人1人): £24(寄付金込)/£21.60(寄付金含まず) ファミリー (大人2人): £35(寄付金込) ※ファミリー料金は、大人1人につき子供2人まで ■カティー・サーク号&王立天文台のセットチケット 大人:£18.50(寄付金込)/£16.80(寄付金含まず) 子供:£8.50(寄付金込)/£7.70(寄付金含まず) 5歳以下:無料 ファミリー (大人1人):£28(寄付金込)/£25.20(寄付金含まず) ファミリー (大人2人):£43 ※ファミリー料金は、大人1人につき子供2人(5〜15歳)まで |
アクセス | グリニッジ・ピア、Cutty Sark駅から5分 |
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カティー・サーク号 Cutty Sark