ロンドンのタウンウォッチングに欠かせないのが、地下鉄、バスに並んでこれもロンドン名物といえるタクシーだ。
少し値は張るが、地下鉄やバスでは行きづらい場所や急いでいる場合、荷物が多い場合などには利用したい。
ロンドンのタクシー
ロンドンのタクシーは、黒い丸っこい車体で通称「ブラックキャブ」と呼ばれている。
近年では車体にラッピング広告を施したカラフルなタクシーも多いが、ロンドン中心部であれば通りを流す様々なタクシーをバスと同じくらいよく目にすることができる。
空港や駅、高級ホテルのエントランスやタクシー乗り場で乗ることができるほか、街中を流しているタクシーを拾うこともできる。流しのタクシーを拾う場合は、日本と同様手を挙げて意思表示を。
確実にタクシーに乗りたい場合は、電話で呼ぶか予約したほうが確実。
ロンドンのタクシードライバーになるためには、ロンドンの地理を知り尽くして厳しい試験をクリアしなければならない。
それだけに、ロンドンのタクシーのレベルの高さは世界一との呼び声も高い。
一人歩きで不安な場合や行き先がわかりづらい場合、または深夜にクラブなどから宿に帰る場合などは特に、安心で快適なタクシーを使いたい。
ブラックキャブの連絡先
ComCab London
(020) 7432 1432
(020) 7908 0271
Dial-a-Cab
(020) 7253 5000
Radio Taxis
(020) 7272 0272
覚えておきたいタクシーでの英会話
◯◯空港までいくらですか?
How much will it cost to go to the ◯◯ airport.
大英博物館に行ってください。
Take to me British Museum, please.
この住所に行ってください。
Take to me to this address, please.
タクシーの乗り方
タクシーを止める
車体の屋根にあるTAXIか、助手席のFOR HIREのランプが点灯している車が空車。
日本と同様に、ドライバーに見えるように手を挙げて乗車の意思表示を。
タクシーに乗る
タクシーが停まったら、助手席の窓が開けられるのでここから行き先を告げ、了承を得てから後部座席に乗る。
日本と違い、ドアは自動で開閉しないので自分で開けて後部座席に乗り込むこと。
支払う
目的地についたら車を降り、助手席の窓越しに料金を支払う。(料金については後述)
前の運転席と後部座席はガラスで仕切られている。これは、乗客の会話がドライバーに聞こえないようにするためや、運転手が襲われることを防ぐだめだ。
"Bakutaxi" by Alex Cheban - http://alexcheban.livejournal.com/43633.html. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.
タクシーの料金
初乗料金は£2.4で、料金は運転席横のメーターに表示されている。
料金は走行距離と時間に応じて加算されていく仕組みだが、曜日や時間帯によっても異なっている。
【1】平日の6:00〜20:00(バンクホリデー除く)
【2】平日の18:00〜22:00、土日の6:00〜22:00
【3】22:00〜翌6:00とバンクホリデー
1マイルの料金が、【1】【2】は£5.6〜£9.0、【3】は£6.8〜9.0 となっている。
チップ
タクシーもかつてはチップ制を敷いていたが、現在は原則不要となっている。
大きな荷物を乗せるのを手伝ってもらった時や、何かしら親切にしてもらった場合などは、運賃の10〜15%を目安に渡したい。
ミニキャブ
ロンドンには、ミニキャブと呼ばれるタクシーも走っている。
ブラックキャブとの違いは、
・メーターがない
・車体はブラックキャブと異なり通常の車と同じ
・料金がブラックキャブに比べて割安
となっている。
安易に使うとぼられてしまう場合があるので、以下の点を気をつけておこう。
流しはしていない、呼び出しのみ
ミニキャブはブラックキャブのように流しは行っていない。
電話で呼び出すか、インターネットか営業所で直接申し込むこと。
営業所は繁華街や駅の近くにあり、目安となる料金も掲示されている。
Addison Lee
(020) 7407 9000
Carrot Cars
(020) 7005 0557
料金交渉
料金は通常のブラックキャブに比べてかなり割安となっている。
乗る前に料金の交渉と確認を。
悪質なミニキャブに注意
流しのミニキャブも時々いるが、声をかけてくるようなミニキャブは避けたい。
予めホテルなどで安心できるミニキャブを呼んでもらうか、紹介された確実なミニキャブを利用したい。