インターネット/wi-fiガイド

知っておきたい、ロンドンでインターネットにアクセスする場合の基礎知識。
スマートフォンやタブレットが普及した現在では、渡航先でのメール送受信、インターネットで調べ物をしたり、地図を見たり、予約などをすることができて大変便利。
この際、wi-fiなどの接続環境が必須になる。ロンドンでのネットアクセスは、以下の方法で可能だ。

ロンドンのwi-fi環境

ロンドン中心部では、ファストフードやカフェ、パブ、レストランなどの飲食店や博物館等の文化施設で、無料でwi-fi接続ができる場所が多い。
会員登録やパスワードが不要の場合は、手軽に使えるが回線速度が遅いことが多い。
また、セキュリティ面を考えて、自由に使えてもどこの回線か不明な場合はむやみに接続しないほうがいい。

 

The Cloud(無料)

スマートフォンにThe Cloudのアプリをインストールして使用可能。
初回に登録を済ませれば、2回目以降入力の手間は省けて便利。
イギリス全土で使え、ロンドンでは英国鉄道、オーバーグラウンドの主要駅や、シティ全域、各種文化施設、カフェやレストランチェーンの多くで利用が可能。

 

O2 wi-fi(無料)

イギリスの通信会社O2のwi-fiサービスで、契約者以外も利用できる。
はじめに携帯電話番号を登録し、SMSでアクセスコードを入手、登録する必要がある。

 

ホテルのwi-fi

ホテルではwi-fiのパスワードをもらってアクセスできる場合が多く、無線LAN利用が可能な端末が利用できる。
高級ホテルではwi-fiが無料で使えることが多いが、ユースホステルやドミトリーなどの安ホテル、B&Bなどでは1日£3〜などの有料制の場合が多い。wi-fi利用が共有ラウンジに限られているところもあるので、宿泊前に確認をしたほうがよい。

モバイルモデムを利用する

街中、またはホテルで、スマフォやPCでデータ通信を頻繁に行いたい場合、日本から海外用wi-fiモデムをレンタルしていくのがよい。
料金は、「レンタル日数×1日の料金+各種保証料(任意)」。
(利用期間が貸出日から返却日なので、日本から移動時間がかかる国の場合、実質的に1〜2日間ほど余計にコストが発生することを留意したい。)
渡航先で通話は行わず、スマホやタブレット等のデータ通信を行うだけなら携帯電話会社の海外データサービス料金よりも大変お得だ。
通話をしたい場合は、LINEやSkypeなどの通話もできるアプリで代用することもできる。

 

グローバルwi-fi

パケット定額制、宅配または空港での受取・返却が可能。イギリスでの3G回線なら830円/日。

 

Wi-Ho(ワイホー)

レンタルセットの送料無料、空港での受取・返却も可。モバイルバッテリー等周辺機材のレンタルもしている。イギリスでの利用は850円/円。

 

グローバルデータ

イギリスでの利用はwi-fiモデムは950円/円、USBタイプなら780円/1日。(USBタイプはPCのみ利用可能)

 

TEP Mobile WiFi Rental

英国政府観光庁オンラインショップが国内のwi-fiレンタルの代行をしているレンタルサービス。
レンタルセットは、ヒースロー空港またはロンドンのパディントン駅のTEPモバイル(Excess Baggage Company)にて受取・返却。
一日あたりの最大データ使用量無限、国際データローミング料金不要、24時間体制のカスタマー・サポート(英語のみ)あり。
1日 ¥1101、3日間 ¥3301、5日間 ¥5501、7日間 ¥7701 から、2ヶ月までレンタル期間設定がある。
英国での滞在費分で借りればよいため、日本からレンタルして行った場合にかかる前後1〜2日分のコストが余計にかからないメリットがある。

 

ABLENET

日本で郵送受取&返却。通常は日本出発時より料金が発生しますが、こちらは現地到着日からレンタル開始されるので必要な日数分のみ利用可能。旅行中の情報検索やSNSへの投稿も手軽にできます。1日 2,200円〜。

wi-fi利用の際の注意

スマホやタブレットでwi-fiを使ってネットワーク接続をする場合、wi-fiが切断されると自動的に現地の携帯電話ネットワークに接続され、知らないうちに高額の通信料が発生する場合があるので注意したい。
日本で利用しているキャリアの国際ローミングサービスを利用せずに現地のwi-fi接続のみで通信をする場合、渡航前にあらかじめスマホやタブレットのモバイルデータローミング設定をOFF/wi-fi接続設定をONにしておくこと。
wi-fi接続のみなら、余計なデータ通信量が発生することはない。

海外用SIMカードを利用する

SIMロックフリーの端末を持っている場合に限るが、プリペイドSIMを購入して現地でスマートフォンやタブレットを使用することもできる。
プリペイドSIMは、ヒースロー空港の自動販売機や現地のVodafoneやO2などのキャリアショップでも購入可能だが、空港で買わない場合は街中で調達するまで端末を利用できないので気をつけたい。
SIMカードは、チャージした金額分だけ利用できるPay as you goタイプ、iPad用、音声通話はないデータ通信のみのパッケージがあり、用途によってチョイスを。
→ロンドンで使えるプリペイドSIM情報

海外でのプリペイドSIMの購入、使用が不安な場合は、日本から海外用プリペイドSIMを購入していこう。

 

GIG Sky

イギリスだけでなく、世界100ヶ国以上で使える格安データ通信SIM。
あらかじめ使う分の容量(例えば300MBは4200円)を買っておき、データ残高がなくなったら追加購入も可能。
購入はすべてプリペイドで、ローミングでありがちな知らないうちのコストオーバーも防げる。渡航先に到着後、10MB(1日のみ)が無料で利用可。

 

モベル

海外用SIMカード
世界190ヶ国で利用可能。
月額基本料、年間費はなく、支払いは使った分だけ後払い式。
SIMカードは1998円、通話も可能、イギリスからなら90円/1分、SMS送信は90円/1通、データ通信料は50円/MB。

海外パケット放題SIMカード
1ヶ月5994円の使いきりタイプ。
120以上の国で、パケットとSMSが使い放題、さらに通話も60円/分のお手頃価格で可能。
利用期間終了とともにサービスが自動的に停止するため、解約など面倒な手続きは一切不要。

パソコン事情

スマホやタブレットで多くのことができる現在、観光目的で数日の滞在ならPCを持っていくことはないかもしれないが、念のため、ロンドンでのPC環境を知っておきたい。

街中にはインターネットカフェがあり、ホテルや空港にもパソコンが使えるラウンジがある。
念のため、各種パスワードをブラウザに保存しない等のセキュリティ意識を持って使おう。
また、日本で利用しているメールや各種サービス等を利用したい場合は、ID、パスワードを忘れずメモっておくなどして、現地でアクセスができないような事態は回避して。