ロンドンの地下鉄ガイド

ロンドン中心部は、おおよそ山手線圏内の1.3倍ほどの規模だ。中心部に多くの観光地が集まっており、足と交通機関を使った街歩きにぴったりと言える。
ロンドン名物である地下鉄や赤い2階建てバスのダブルデッカー、黒塗りのタクシーを上手に利用してタウンウォッチングを楽しもう。

ロンドンの地下鉄

ロンドンの地下鉄はUnderground(アンダーグラウンド)というが、Tube(チューブ)の相性で親しまれている。
11路線が巡り、270もの駅が市内全域を網羅し、便数も多く街歩きの心強い味方といっても過言ではない。
地下鉄開業は1863年とその歴史は世界一古いだけあって車両や架線などの故障が頻発し、特に週末は修復工事で運休する路線や区間もあるので交通情報はこまめにTfLでチェックしよう。

 

駅とホーム

地下鉄の駅と入り口は、右図の通り赤丸に青い横ラインのUnderdroundマークが目印なので見つけやすい。
駅の構内には日本と同じように、係員のいる窓口と自動券売機(オイスターカードのチャージもできる)があり、切符を購入するかカードにチャージを。
改札は黄色い部分にオイスターをタッチするか、切符投入口に切符を入れて取ると通ることができる。
ホームへは、長いエスカレーターかリフト(エレベーター)を使って行くことができる。
地下鉄の駅構内とホーム、車内ももちろん全面禁煙。
日本と異なり、トイレがない駅のほうが多いので注意したい。(郊外の駅のほうがトイレがある場合が多い。)

切符の買い方

窓口で切符/オイスターカードを買う

小銭がない場合や、オイスターカード、7日以上のトラベルカード(オイスターカードとなる)を購入する場合は窓口を利用する。
空港の駅や、窓口が少ない場合や時間帯によっては列ができていることもある。
2015年現在窓口での営業が徐々に減っており、自動券売機に移行される可能性もある。

 

自動券売機で切符/1日用トラベルカードを買う

小銭やクレジットカードがある場合は、窓口より混雑のしにくい自動券売機をなるべく利用したい。
お釣りが出てくる場合は"Charge Given"、お釣りが出てこない場合は"Exact Money Only"や"No Charge Given"と券売機の上の電光掲示板に出ているので気をつけて。
お釣りがない場合に紙幣や多めの小銭を入れても表示の通りお釣りは出てこないので、小銭がないならクレジットカードを使いたい。(ほとんどの券売機でカード使用が可能となっている。)

主流の券売機はATMのように大きめのタッチパネル式デジタルディスプレイがあるもので、日本語の言語表記も用意されているため迷わず操作できて安心。
必要な切符やトラベルカードを選択して金額が表示されたらクレジットカードを挿入、暗証番号(PINコード)を入力。
カードが認証された後カードを抜くと発券できる。

またこの券売機ではオイスターカードのトップアップ(チャージ)も可能。
チャージの仕方はこちらを参照

ロンドン鉄道路線図とゾーン分け

ロンドン地下鉄路線図には、ゾーンと呼ばれるエリア分けがされている。
ロンドン市内はゾーン1〜9の9ゾーンに分けられ、中心部がゾーン1、中心部から郊外に向かってドーナツ状にゾーン2、3〜9と設定されている。
乗車料金は、移動範囲にゾーン1が含まれているか、いくつ分ゾーンをまたいで移動したか、で金額は変わってくる。
主な観光地が集まる中心部はほぼゾーン1〜2に集中しており、通常の切符なら片道£4.8(ゾーン1〜3内は同額)、オイスターカードならピーク時1回£2.3〜2.9、オフピーク時1回£2.3かかる。
観光の足のメインを地下鉄にする場合、ヒースロー空港を使うなら、入国日と出国日はゾーン6〜宿泊先のゾーン、滞在日はゾーン1〜2内の利用と考えればよい。

料金ページ
Adult rate prices: All Tube, DLR, London Overground and TfL Rail services and National Rail services in Z1-9(料金詳細)(pdf)

 

地下鉄のマップ

TfLのマップページ
TUBEマップ(pdf)

 

乗り越しに注意

トラベルカードや切符を使った場合、対象のゾーンを越える駅で降りると、乗り越し精算ではなくペナルティとして罰金が課せられるので気をつけたい。
罰金は£80、21日以内に払えば£40となり、うっかり大きな出費となってしまう。
地下鉄を利用する前は、まず行きたい駅のゾーンをしっかり確認を。
1日用トラベルカードの場合は、窓口で予め行きたい駅を告げれば乗り越し金額を精算できる。
同様に7日以上のトラベルカード(オイスターカード)は、窓口で乗り越し分をチャージしてもらえる。

地下鉄の乗り方

ロンドンの地下鉄は日本の地下鉄と大きく変わらず特に心配はいらない。
流れとちょっとしたルールを把握したら、スムーズで快適なタウンウォッチングを!

 

【1】駅・入り口を探す

上記の通り、Undergroundの看板や印を見つけよう。

 

【2】切符を買う

上記参照。
オイスターカードのチャージは、最後にカードを黄色いカードリーダーにタッチするのを忘れずに。
チャージの仕方はこちら

 

【3】改札を通る

改札付近には、運休情報や遅延情報などの掲示がある場合があるのでチェックをしておく。
切符は、改札の「Ticket」の挿入口に入れて受け取り口から取る。切符を取らないとゲートが開かずいつまでも通れないので注意。
オイスターカードを利用する場合は、黄色いカードリーダー部分にタッチ。

 

【4】ホームへ行く

目的の駅を確認し、乗りたい路線のプラットホームへ行く。
ホームへは、長いエスカレーターや大人数が乗ることができるリフト(エレベーター)を使うことも。
エスカレーターは右側に乗るのがロンドンの地下鉄のルールなので、これに従おう。

 

【5】乗車する

マナーとして下車する人を待ってから乗ろう。
ピカデリー線やディストリクト線、サークル線のように、行き先が途中で分岐する場合がある路線は、その電車の目的地"◯◯bound"(◯◯方面)を確認して乗ること。

 

【5】車内

ロンドンの地下鉄は老朽化が著しく、故障で止まることやその他の理由で遅延することが時々ある。
この場合は車内のアナウンスで説明がされるので指示に従う。
英語があまりわからなくても、電車が止まり乗客がザワザワして最寄り駅で降りて行くようなときは同じように降りたほうがベター。

 

【6】下車〜出口

目的の駅で降りたら、黄色い文字の「Way Out」の表示の方向に進めば出口にたどり着く。
改札で切符を通す、またはオイスターカードをタッチして出ればOK。

自動ドアではないタイプの車両の場合は、目的駅についたらドアの横のボタンを押してドアを開いて降りること。