サザーク Southwark

現在進行形で進化するモダン・ロンドンな一帯

シティのセント・ポール大聖堂の南、ミレニアムブリッジを渡ったテムズ河の南岸エリアがサザーク。
かつては観劇街・娯楽街として栄えた。
1980年代以降、テレンス・コンラン卿による再開発によって生まれ変わった倉庫街とその周辺は、現代ロンドンの見どころがギュッと詰まった最先端のエリアといえる。

テート・モダンシェイクスピア・グローブ・シアターシャードバラ・マーケット、サザーク大聖堂、ベルファスト号、ロンドン市庁舎やヘイズ・ギャレリア、バトラーズ・ウォーフなど、近辺の観光名所を挙げたら枚挙に暇がない。
この南河沿いに整備された遊歩道ミレニアム・マイルは、ロンドン屈指のお散歩ルート。
対岸には、セントポール大聖堂からシティの高層ビル群、ロンドン塔が連なり、タワーブリッジに至るまであらゆるポイントが抜群の撮影スポットになる。
右を見ても左を見ても飽きない楽しい一帯だ。

ミレニアム・ブリッジか、ロンドン・ブリッジ、タワー・ブリッジのいずれからもアクセス可能なので、シティ周辺観光と合わせて訪れたい。

ちなみに、シャードの完成を呼び水に、ロンドン・ブリッジから南のバーモンジー・ストリート付近は再開発の注力地区。
新しいビルがぞくぞく建設されていたり、おしゃれな飲食店やマンションも増えている。
数年後、サザークの見どころは更に拡大しているだろう。


観光のヒント

テート・モダン〜タワー・ブリッジ近辺までのバトラーズ・ウォーフ周辺は、対岸のシティ〜ロンドン塔観光と合わせてミレニアム・マイル(テムズ南岸の遊歩道)散歩を楽しみたい。

セント・ポール大聖堂が起点なら、ミレニアム・ブリッジを渡ってテート・モダンから西へ。
シティの高層ビルエリアを観たらバスまたは徒歩でロンドン・ブリッジを渡って南岸へ。
ロンドン塔からタワー・ブリッジを経て南岸へ来たら、ミレニアム・ブリッジまで東へと歩こう。
シティ観光を後回しにするなら、まずはミレニアム・ブリッジ駅を起点にするといい。
その後のルートは、上記を逆に辿るイメージで決めよう。

南岸の各スポット間の移動に、地下鉄やバスは現実的ではない。ミレニアム・マイルの徒歩での移動が基本になる。
西へ東へ行ったり戻ったりは効率的でないから、目的のポイントと起点を決めて東西どちらから辿っていくか決めておこう。