ロンドン観光の足として、テムズ河の水路を利用する水上バス(リバーボート)も忘れてはならない。
テムズ河沿いには多くの観光スポットが立ち並び、陸とは趣きの異なるロンドンの風景はまた特別。夜景を楽しめるディナークルーズも人気だ。
水上バスには、公共交通機関として市民にも使われるコミューターサービスと観光用のレジャー・サービスがあり、どちらももちろん利用できる。
旅程に合わせてうまく利用して、ロンドンを東西に満喫してみよう。
テムズ河の主なピア(船着場)
写真はバンクサイド・ピア(乗り場)
コミューターサービス (リバーバス)
MBNA Thames Clippersが運営している水上バスの定期便。公共交通機関であるため早く、便数も多い。主要ピアからは20分おきに運行している。
タイムテーブル(時刻表)はこちら(TfL)、またはこちら。
料金はこちら、オイスターが使え(割引料金)、トラベルカードの提示で割引料金で乗ることができる。料金形態はセントラル、イースト、ウェストなどのゾーンで設定されている。
ほとんどのボートにはデッキがあり、観光にももちろんおすすめ。ホット&コールドドリンク、軽食、軽食を提供するキオスク、トイレ付き。(一部ないボートも)
全てのボートは車いすで利用可能だが、 Cadogan Pier、Wandsworth Riverside Quarter Pier、London Bridge City Pierの4ピアについては、乗降が難しいため利用は非推奨とされている。
自転車での乗船可能(先着順)。犬を連れての乗船はリードの着用が必須。
→About River Bus(TfL)
リバーバス ルート
【RB1】エンバンクメント〜ノース・グリニッジ
【RB2】セント・ジョージ・ピア〜バンクサイド・ピア
【RB4】カナリー・ワーフ〜ヒルトン・ドッグランズ
【RB5】ノース・グリニッジ〜ウォールウィッチ・アーセナル ※土日のみ運行
【RB6】プットニー〜ブラックフライアーズ・ピア ※月〜金のピークタイムと夜のみ
(何便かはロンドン・ブリッジ・シティとカナリー・ワーフからの発着もあり)
レジャーサービス(リバー・ツアー)
観光用のクルージング・サービスで、多くのボートにガイドが同乗している。
トラベルカードの提示で割引料金となる。
主なクルージング・サービス
ウェストミンスター〜セント・キャサリンズ周遊クルーズ
片道£4.95、往復£6.58
タイムテーブル(時刻表)、予約はこちら。
ウェストミンスター〜グリニッジ(Thames River Services)
夏季にテムズ・バリアを通るルートもある。
片道£12.25、往復£16.00
タイムテーブル(時刻表)、予約はこちら。
ウェストミンスター〜グリニッジ(City Cruises)
£16.20〜。
詳しくは シティ・クルーズ City Cruisesを参照。
食事付きクルージング
ランチクルーズ
ロンドンのビジネスマンなどにもよく利用されているランチクルーズ、Bateaux Londonが運営している。
クルージングは、エンバンクメント・ピアからスタートし、グリニッジのあたりで折り返し、ロンドン・アイ・ピア(ウォータールー)に終着するルート。
季節料理の3コースのランチをいただきながら、 ロンドン・アイ、セント・ポール大聖堂、ロンドン塔などの有名なランドマークの数々を眺めることができる。(音声ガイドあり)
所要時間は2時間ほどで、街中の喧騒を逃れて優雅にランチと観光をまとめて楽しみたい方にオススメ。
スマートカジュアル推奨。
スタンダード価格 £35/1人、プレミアムランチ £46/1人。
プレミアムコースは、お酒とミネラルウォーター、特別な料理が提供され、景色を存分に楽しめるよう窓側の席が保証されている。
ランチコースの他に、ジャズ演奏付きクルーズ、アフタヌーンティークルーズ、ディナークルーズもある。
→Bateaux Londonのクルージングはこちらから
ディナークルーズ
City CruisesがDining Cruiseというディナークルーズサービスを行っている。
シェリー酒をいただいたあと、4コースのディナーを堪能、ワインを楽しめる。
往路はディナーと夜景をしっとり楽しんだら、復路はショータイムとなり、歌手によるライブ、最後は乗客も一緒にダンスタイムとなる。
ガイド付きのクルーズと違い、食事をいただいたら思い思いに過ごせるので、デートや特別な記念日を祝うのにもおすすめ。
スマートカジュアル推奨。
価格は£80/1人、冬季は£40〜と割安になっている場合もある。