リバティ (Liberty) は、ロンドンのソーホーにある老舗百貨店。
リバティ社が生み出したリバティ・プリントが世界的に有名で、このプリントの衣類やファブリック、雑貨などがラインナップされている。その他の主な取り扱い商品は、化粧品、アクセサリー、ギフト、ホームウェアなど。
グランド・フロア（1階）には手軽な小物や雑貨、文房具などが充実していて、お土産の調達にもぴったり。
リバティの建物は、グレート・マルボロ・ストリートでもひときわ目立つチューダー様式の建物で、この様式の建築物ではロンドンで最も代表的なものに数えられている。1階のアトリウム（中央大広間）を囲むように上階フロアは吹き抜け構造になっていて、天井のガラス窓から光を取り入れている。
ショッピングの際は、外観と内観の記念撮影もお忘れなく。

リバティは、1875年にアーサー・ラセンビィ・リバティ氏によって、日本など東洋の装飾品やファブリックを扱うお店としてスタート。
次第にアール・ヌーヴォーや耽美主義の商品をメインに取り扱うようになり、1880年代中頃から東洋風ファブリックの開発に取り組みブロック捺染による高品質な製品を生み出した。
これが現在も人気を集めるイギリスの伝統的な「リバティ・プリント」であり、リバティの象徴となっている。