精神分析学の創始者、フロイトのミュージアム
フロイト博物館(The Freud Museum)は、ハムステッドにある博物館です。
夢診断などでよく知られるフロイトが晩年を過ごした家がそのままミュージアムとして公開されています。
オーストリア人のフロイトは、1938年にオーストリアのナチス合併を逃れた後、パリを経てロンドンに移住した後、研究を続け患者を診断しながら著書「モーゼと一神教」を完成させました。
フロイトはこの家に移り住んで1年後に亡くなりましたが、娘のアンナ・フロイトは1982年に亡くなるまでここに住んでいました。
彼女の死後、彼女の望み通り家は博物館に改装され、1986年から一般公開が行われています。
コレクションの主役はウィーンから持ち込まれた長椅子のソファーは精神分析の際に患者を寝かせていたもので、2013年に5000ポンドをかけて修復されました。
18〜19世紀のテーブルや食器棚など、オーストリアの家具類のほか、ギリシャやローマ、東洋の古美術品のコレクション、フロイトの個人図書館があります。
図書館にはゲーテやシェイクスピア、ハインリヒ・ハイネ、アナトール・フランスなどの作家の本があり、フロイトが配置した写真のほか、サルバドール・ダリによるフロイトの肖像画も見逃せません。
博物館の1階にはフロイトの研究、図書館、ホール、ダイニングルーム、ミュージアムショップがあり、現代美術とフロイトをテーマにした一時的なエキシビジョンを開催する展示室があります。
By ROBERT HUFFSTUTTER - https://www.flickr.com/photos/huffstutterrobertl/6888951554/in/photolist-buKFhN-bHF4bn-bJi1KD, CC BY 2.0, Link
住所 | 20 Maresfield Gardens, London NW3 5SX |
URL | https://www.freud.org.uk/ |
開館時間 | 12:00 – 17:00 |
休館日 | 月、火曜日 12/24〜26、12/31〜1/1 |
料金 | 大人:£9.00 子供 (12-16歳):£5.00 12歳未満:無料 |
チケット購入 | https://www.freud.org.uk/visit/ ロンドン・パスでも入場できます |
アクセス | Finchley Road駅から徒歩約5分 |