ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ（王立芸術院：Royal Academy of Arts）は、ピカデリーにある国立のアート・スクール兼ギャラリーです。
ピカデリー・サーカス駅からピカデリーを徒歩で約5分、フォートナム・メイソンの向かいに位置しています。
建物はパラディオ様式のバーリントン・ハウスという貴族の私邸を政府が買い上げたもので、かつてはロンドン大学の本部が置かれていたこともありました。

ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツは、1768年に創設されたイギリス最古の美術学校です。（大学院レベルに相当）
ギャラリーでの展覧会、教育、討論を通じて、視覚芸術の創造や楽しさの実践、促進が目的とされています。
通年で実施されている数々のエキシビジョンは、質が高く、洗練されている事で有名で、たびたび世界でも屈指の展覧会として高い評価を得ています。
特に、1769年から続くサマー・エキシビジョンは、夏に行われるオープンエントリー制の一大イベントです。世界中から絵画、彫刻、デザインなど素晴らしい作品が集まり、まだ見ぬ芸術的才能に出会える事でしょう。
常設のRAコレクションは、イギリスの芸術の宝庫です。数千を越えるコレクションの中から、コンステブルの傑作、ビクトリア女王のペイントボックスといった歴史的な品、モノグラフ、版画、写真、絵画、最高級のアーティストによる現代の作品まで、イギリス・アートの珠玉の数々を観ることができます。