トラファルガー広場 Trafalgar Square

観光客が必ず訪れてしまうロンドンのおへそ

トラファルガー広場(トラファルガー・スクエア)は、ウェストミンスターにある広場。

1805年、トラファルガーの海戦において、ネルソン提督がナポレオンのフランス・スペイン連合艦隊を破りイギリスを救った。
この歴史的勝利を記念して造られたのがトラファルガー広場である。
エドワード1世の時代までは王室の厩だったが、1820年代にジョージ4世が建築家のジョン・ナッシュにこのエリアの再開発を依頼し、現在の形になったのは1845年のこと。
4頭のライオン像に囲まれて、高さ50mの円柱の上に悠然と立つ片目片腕の英雄ネルソン提督の像(ネルソン記念柱)を中心に、観光客や民衆が集うこの広場はロンドンを象徴する観光スポットの一つだ。

広場の北はナショナル・ギャラリーとナショナル・ポートレート・ギャラリー、西にセント・マーティン・イン・ザ・フィールズ教会、南東にはバッキンガム宮殿へのゲートであるアドミラルティ・アーチがある。
北エリアにはピカデリー・サーカス〜ソーホーといった繁華街、南エリアはホワイト・ホース〜国会議事堂といった官公庁街に囲まれ、赤い2階建てバスが集うこの地はまさにロンドンのおへそ。

年中観光客で溢れかえり、ロンドン市民はあまり寄り付かない。
ちょっと強引だが、東京で例えるなら上野公園のポジションに近いかも?

クリスマスの時期にも訪れたい

毎年12月になると、ノルウェーのオスロ市から寄贈される巨大なモミの木がこの広場に飾られる。
これは、第2次大戦時にドイツのノルウェー侵攻に対しイギリスがノルウェーに協力して抗戦したり、ノルウェーからの多数の亡命者を受け入れたことへの感謝のしるしとして今もなお行われている。

夜になるときらびやかなライトアップとともに、クリスマスキャロルが流れる。
年の瀬のロンドンの街の風物詩だ。

住所Westminster
London WC2N 5DN
URLhttp://www.london.gov.uk/priorities/arts-culture/trafalgar-square
アクセスCharing Cross駅から徒歩2分
トラファルガー広場 Trafalgar Square