有名百貨店にマーケット。楽しいお買い物パラダイスに繰り出す前に、知っておきたいお買い物の基礎知識。
営業時間
イギリスのあらゆるお店、博物館やギャラリーなどは、日本のように一定の営業(開館)時間でなく、週末は定休の場合もある。
平日は10時から18時まで、週末なら11時から17時までなど、変則的なことがほとんど。
行ってからガッカリしないためにも、お目当てのお店なり観光ポイントに行く前に営業時間を確認してから行きたい。
以下は、平均的なビジネスアワー。
地下鉄・バス
早朝AM5:00台〜PM24:00台まで。
バスは、24時以降も終夜運行するナイトバスがある。(本数は減る)
地下鉄は、2015年9月12日から以下の路線で金・土曜の夜は終日運行される。
https://tfl.gov.uk/campaign/tube-improvements/the-future-of-the-tube/night-tube
ジュビリー線/ビクトリア線:全線10分間隔で運行
セントラル線:City〜Leytonstone間を約10分間隔、Ealing Broadway〜White City、Leytonstone to Loughton / Hainault間を約20分間隔で運行。North Acton〜West Ruislip、 Loughton〜Epping、Woodford〜Hainault間の運行はなし。
ノーザン線:Morden〜Camden Town間を約8分間隔、Camden Town〜High Barnet / Edgware間を約15分間隔で運行。Mill Hill East とBank方面は運行なし。
ピカデリー線:Cockfosters〜Heathrow Terminal 5間を10分間隔で運行。
デパート・ショップ
平日は9〜10時頃開店し、17時半〜18時頃閉店する。
木曜はナイトレイトショッピングといって、営業時間延長し19〜20時閉店の場合もある。
週末はやや営業時間が短くなるケースが一般的だが、最近は営業する店も増えてきた。
老舗やブランド店は日祝休みが多いが、日曜は11時半にオープンして販売は12時からというデパートもある。(商品を見ることのみ可)
これは、営業時間に制限があるため。
ちなみに、近年は12月頭から営業時間が長くなったり休日も営業する店が増えている。
マーケット
まずはマーケット自体の実施曜日をチェック。毎日開催しているところもあるが、週末のみなど決まった曜日にしか営業していない場合もあるので、お目当てのマーケットがあったら予め調べておきたい。
マーケットの各お店の営業時間は10時〜18時が一般的。
レストラン
ブレックファーストは8〜11時、ランチは12〜15時、アフタヌーンティーは15〜18時頃、ディナーは18〜23時が目安。
日曜休みもあるが、街中の店はクリスマスを除いて無休の店も増えた。
パブ
11〜23時の店が多いが、24時まで営業する店もある。
週末に限り25、26時まで営業している店などもあれば、早めにオープンして早仕舞いする店ありまちまち。
銀行
銀行ごと差はあるが概ね9〜17時、土曜は午前のみ営業しているところも。
日祝は休業。
スーパー・マーケットのレジ袋は有料
スーパーマーケットでは、2015年10月からレジ袋が有料化になった。
テスコ、セインズベリーズ、マークス&スペンサー、ウェイトローズなどの各大手スーパーのビニール袋を利用する場合、最低5ペンスが必要となる。
買い物袋を持参した場合は支払う必要はないので、節約をしたい場合はエコ・バッグなどを持参するとよい。
(生魚、生肉、薬品などの場合は引き続きスーパーのビニール袋を無料で利用できる。)
クリスマスに注意
バンクホリデー
お店や観光スポットの営業日を調べていて、バンクホリデーという言葉を目にしたことがあるだろう。
バンクホリデーは、祝日が少ないイギリスにおいて、働き過ぎを防ぐために設けられた休日のこと。
本来、銀行の休日を国が設定したものだったが、現在では一般の会社に加えて学校までもお休みになっており、まさに国民の休日となっている。
ただし、通常お店は営業しているし交通機関も概ね平常通りなので、旅行者にそこまで大きな影響はないと言える。
バンクホリデーは年に何回もあるわけではないが、念のため渡航前に滞在予定期間中のバンクホリデーの有無程度は調べて知っておきたい。
(2015年のバンクホリデーは5/4、5/25、8/31の3回、毎年日にちが変わるので都度確認を。なお、スコットランドは別日でバンクホリデーが設定されているのでこちらも注意。)
気をつけたいこと
現金払いの場合は、お釣りをごまかされていないか確認を。
払った金額とお釣りの確認ができるように、ちゃんとビル(レシート)ももらおう。
お釣りが間違っていたら、はっきりと伝えて足りない分をもらうこと。
クレジットカード払いの場合は、決済時のPIN(暗証番号)を入力する前に、決済金額をしっかり確認すること。
レジ等でお金を支払う時、スリに気をつけるのはもちろんのこと、荷物を足元や近くの棚等に置いて支払いに気を取られている間に、荷物を置引きされてしまう危険性がある。
大事なお財布やカードを取り扱う時だからこそ、一層注意を払いたい。
セールを狙おう
ロンドンでは、夏と冬の年に2回、大きなセールの期間がある。
夏は6月下旬(25日頃)〜7月中旬まで。
冬はクリスマス明けの12月26日頃〜1月下旬(20日頃)まで。
夏は観光に最適なだけでなく、お得な買い物もできてまさにベストシーズン。
冬のセール時期は、デパートは7〜8時にオープン時間を早めて客を待ち構えている。
クリスマスを静かに終えたら、まさに年末売り尽くしのヨーイドン。
ハロッズ等の有名百貨店などは近隣諸国からもセール目当ての客がやってくるとか。
さらに、ストリートのマーケットも軒並みセール価格となるので、余裕があったらこちらもチェックしに行きたい。
ショッピングに役立つフレーズ
見てるだけです。 | I'm just looking. |
安くなりますか? | Can you give me a discount? |
高すぎます。(買えない場合) | Too expensive. |
ちょっと高いので安くしてくれませんか? | Very expensive, can you give me a discount? |
これをください。 | This one, please. |
友達へのお土産を探しています。 | I'm looking for some souvenirs for my friend. |
あれを見せてください。 | Could you show me that one? |
もっと大きい/小さいものはありますか? | Do you have a larger/smaller one? |
試着(試食)できますか? | Can I try it? |
お店に入ったら、HiやHelloと軽く挨拶を、お店を出るときはThank youの一言を。
列に並ぶ
お店でレジの順番を待つ時や、観光スポットのチケット等の売り場や受付、入り口などに、列に並んで待つシーンがたびたびある。
レジや窓口がいくつあっても、一列に並んで待ち、順番がきたら開いたところへ。
列のことは「queue(キュー)」、並ぶことを「queuing(キューイング)」と言う。
もし、列の最後尾のあたりで並んでいるかいないかわからない人がいたら、「Are you queuing?(アー・ユー・キューイング?/並んでますか?)」と聞いてみよう。
ちなみに、地下鉄などのエスカレーターは、東京と逆で右側に立って乗るのが普通。(関西は同じだ)
トイレを借りておく
ロンドンの街中の駅には、日本の鉄道や地下鉄の駅のようにトイレが常設されていない。
トイレがある駅もあるが、ほぼないと考えたほうがいい。
日本ではよくある光景だが、困ったらコンビニのトイレを借りればいいという程コンビニ的な店舗もない。
レストランやパブといった飲食店や大きな観光スポットにはトイレ設備があるので、いざという時に困らないように都度こまめに行っておくべし。(小さいカフェにはない場合も。)
規模の大きな公園にも公衆トイレがあることが多いが、有料(£0.3程)の場合もある。
"Holborn Tube Station Escalator" by renaissancechambara - http://www.flickr.com/photos/renaissancechambara/2267250649/. Licensed under CC BY 2.0 via Wikimedia Commons.