食中毒や下痢

よくないものを食べて食中毒を起こしたり、お腹がゆるくなってしまったり、ロンドンの硬水が合わなかったりして下痢気味になる場合があります。
まず、下痢になってしまったら、脱水症状を防ぐために水分をこまめに摂ること。硬水が原因なのであれば、ミネラルウォーターの成分を確認して軟水を摂取しましょう。
食あたりで嘔吐・下痢による酷い脱水症状があり、意識が朦朧とするレベルなら至急病院へ。
食中毒を予め防ぐためには、衛生状態の悪そうな飲食物や、生焼けの肉や魚などを避けましょう。

胃痛

ロンドンでの食事は、一食の量が日本のものより多いことがほとんどです。
特に女性や食が細い人は、通常より多い量を食べて不本意に胃痛を引き起こしてしまうこともあるでしょう。
この場合、薬局で胃痛薬（stomachache）を購入して飲むか、慣れない薬が心配なら日本から胃痛薬を持参して行くと安心です。
できれば自分で摂食量を調整して未然に防ぐ意識を持ちましょう。

エコノミークラス症候群

ロンドンへは12時間前後の長時間フライトとなるため、エコノミークラス症候群（旅行者血栓症）の可能性も高まります。
エコノミークラス症候群は、脚の静脈にできた血栓が肺に巡り、肺静脈が詰まって肺塞栓症が起きるもので、呼吸困難や心肺機能の低下、最悪には死んでしまう場合もあります。
これを防ぐためには、こまめにイオン系飲料を補給することと、適度な運動が効果的です。
（お茶やコーヒー、アルコールは利尿作業があるため、かえって逆効果です。）
こまめに水分をとり、席を立って少し広い場所で体を動かして、意識的にエコノミークラス症候群を予防しましょう。