チェルシー薬草園（チェルシー・フィジック・ガーデン Chelsea Physic Garden）は、ケンジントン・アンド・チェルシー区にある植物園です。（Physic:フィジックとは、ここでは治癒科学のことを指しています。）
1673年に薬剤師名誉協会によって設立され、イギリスではオックスフォード大学植物園に次いで2番目に古い植物園です。
植物が溢れる静かで美しいガーデンは、ロンドンの街の喧騒から逃れてリラックスできる素敵なスポットです。

高山植物も擁するロック・ガーデンは1773年に造成され、英国だけでなくヨーロッパでも最古の歴史があります。
現在も「5000種以上の特性、起源、保存と研究」を目的に、世界中から集められた薬草や料理に使うハーブ、珍しい植物や種の数々、美しいガラスの温室などを観ることができます。
ほかにも、イギリスで最大のオリーブの木や、世界最北の野外に生えているグレープフルーツの木などのユニークな見どころがあります。

薬草園の一部は周辺の開発ために失われてしまいましたが、現存の1.53haの園内はガーデナーによって丁寧に手入れされています。
カフェでお茶ができるほか、ショップには植物の種や苗、園芸用品やかわいらしいグッズがあり、お土産探しも楽しめます。

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