ロンドンのエンターテインメントのチケット入手方法

ロンドンは、ヨーロッパでも屈指のエンターテインメント・シティです。
ニューヨークと並ぶミュージカルの最先端の地であり、シェイクスピア以来続く演劇カルチャーのメッカといえます。
他にも、オペラ、バレエ、コンサートなど多彩なエンタメは、ロンドン滞在の間にぜひ一度は体験しておきたいもの。
本場の舞台を充分に楽しむために、チケットの買い方や会場の知識、マナーなどを知っておきましょう。

エンターテインメント情報を入手する

オフィシャル・ロンドン・シアター・ガイドは、現在公演/上演中の演目が網羅されているパンフレット。
隔週発行、無料で、ロンドン市内の観光案内所や駅、各劇場で入手できる。
パンフレットが入手できない場合は、ウェブでも確認できるほか、そのままチケットの購入もできて便利。
→http://www.officiallondontheatre.co.uk/

タウン誌の先駆的存在のタイム・アウトは、書店や売店で入手できる。
公演/上演情報だけでなく、博物館や美術館の特別展示(エキシビション)、市内のレストランやショップのガイド、ディスコやクラブなどのナイトライフの情報も網羅されている。
ウェブでも情報を見ることができる。
→http://www.timeout.com/london

その他の情報サイト

UK Theatre WebWhat’s on StageTicket Master

日本の予約代行サイト

VELTRA(日本語)

チケットを予約する

平日のマチネ(昼公演)なら当日券でも余裕がありますが、人気公演や週末公演は早いうちに埋まっていることが多いので、あらかじめ予約をしておいたほうがよいでしょう。

日本で予約しておく(インターネット)

チケット予約ができるサイトには、ミュージカルや芝居、コンサートなど、さまざまな公演情報を知ることができます。多くの場合、座席指定をして予約をすることが可能です。
人気の高い演目や週末は特にソールドアウトになるのが早いため、予約は早めに行いましょう。
チケット予約ができるサイトは、上記の紹介サイトを参照ください。

劇場のボックス・オフィスで買う

観たい演目を上演している劇場のボックス・オフィスで直接買えば、多くの場合手数料がかからない。
席も選べ、もちろんクレジットカードも使える。
英語ができるなら、ボックス・オフィスに電話をして予約することも可能。
電話で予約したチケットは基本クレジットカード決済、チケットの受け取りは開演の1時間くらい前までには行う。
こちらも人気公演は早めに売り切れてしまうので、人気公演や週末の場合は早めに申し込んでおきましょう。

また、多くの劇場が学生やシニア(60歳以上)を対象としたスタンバイチケットを販売しています。
これは、開演直前の割引チケットで、開演の1時間〜45分前にボックスオフィスの当日券売り場で購入が可能です。
国際学生証やIDを提示すれば、かなりリーズナブルに買うことができるので学生さんやシニアの方は是非利用しては。
(値引きは劇場によるが£1〜50%引きになる場合も。)

レスター・スクエアのtktsで購入する

詳しくは、tktsのページを参照ください。

チケット・エージェンシーで購入する

レスター・スクエアのtktsの周辺にある。
エージェンシーで買う場合は、15〜25%程度の手数料がかかるが、人気公演のチケットが手に入ることもある。
劇場の席の知識があったり、ある程度英語ができないと、悪質な業者にぼられてしまう場合もあるので、不慣れな場合は使わないほうがよい。

リターン・チケットに並ぶ

ソールド・アウトの演目をどうしても定価で観たい場合は、劇場のボックス・オフィスで販売されるリターン・チケットに並んで購入する方法がある。
リターン・チケットはキャンセルされたチケットのことで、キャンセル分しか出ないため、必ず入手できるわけではないので注意。

手数料とキャンセル

チケット購入にかかる手数料は、ボックス・オフィスを除けばほぼ発生します。
オンライン購入の場合は£2.5〜、電話予約£2.5〜5、窓口での予約は£0〜3。(窓口ではかからない場合もある)

予約したチケットに関して、キャンセルができるかどうかは劇場によって異なります。
キャンセルができる場合、一定の手数料を差し引いて返金のほか、他の演目のチケットと交換などのケースもあります。
念のため、チケットを購入するまえにキャンセルのポリシーを確認しておきましょう。

座席の種類

特に電話で予約をする際に知っておきたいのが、座席の配置です。
日本ではS席、A席などとエリア分けされていることが多いですが、ロンドンでは伝統的なエリア分けと呼び方がされています。
座席分けは以下の通りで、基本的には下に行くほど安い席となります。
会場の作りによっては全ての種類の席があるわけではないので、劇場ごと確認をしましょう。
http://www.reallyusefultheatres.co.uk/ では、各劇場の座席表(Seating Plan)を確認できます。

ドレス・サークル/ロイヤル・サークル
2階正面の桟敷席で、昔はイブニングドレス着用が慣例であった特等席。

ボックス・シート
クラシックな劇場にある箱型の席。
舞台脇の上部に貼りだした座席で、3〜4人が座れる。

ストールズ/オーケストラズ・ストールズ
1階席、または2階前方の席。

アッパー・サークル/グランド・サークル
3階席、または2階の後方の席。

バルコニー
天井桟敷席。アッパー・サークルより上にあり、一番安い。

ドレスコード

王室が臨席する公演や、上流層が集うチャリティ公演などのチケット代がそもそも高価な公演を除き、几帳面にドレスアップをする必要はありません。
ただし、出演者や周りの客への礼儀として、清潔でスマート・カジュアルな服装でいたいものです。
演目にもより、古典劇より現代劇のほうがカジュアルな服装が目立つでしょう。
ミュージカルの場合は服装に気を使う必要はほとんどありません。

マナー

特に気をつけたいのは、写真撮影です。
インターバルやカーテンコールの間は容認されがちですが、基本的に上演中のフラッシュ撮影は厳禁です。
フラッシュを使わなくても、スマートフォンのカメラでもダメな場所もあるので、場内で確認しましょう。

ロンドンのエンターテインメントのチケット入手方法
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