プリンス･エドワード・シアター（Prince Edward Theatre）は、ウェスト・エンドのオールド・コンプトン・ストリートにある劇場です。

プリンス・エドワード（プリンス・オブ・ウェールズ、後のエドワード8世）の名前を冠したこの劇場は、1930年にオープンしました。
記念すべき初演ミュージカルは「リオ・リータ」で、バナナを腰の周りにぶら下げた衣装で有名なジョセフィン・ベーカーのロンドンデビューを飾るなど話題を集めました。
その後、劇場はダンスとキャバレー・ホールになり、「ロンドン・カジノ」と改名され劇場としての役割を失いました。
第2次大戦後はクラブを経て映画館として使われた後、1978年に劇場として復活し、名前も元の「プリンス･エドワード・シアター」を取り戻すことになったのです。
劇場の再オープン以降、エヴィータやウェスト・サイド・ストーリー、マンマ・ミーア！、ジャージー・ボーイズ、アラジンといった演目が上演されています。

現在は、キャメロン・マッキントッシュが手掛けるディズニーのミュージカル「メリー・ポピンズ」がリバイバル上演されています。