ベンジャミン・フランクリン・ハウス（Benjamin Franklin House）は、チャリング・クロス駅のすぐ近くにあるベンジャミン・フランクリンにまつわるミュージアムです。

アメリカ建国の父の1人として知られるベンジャミン・フランクリンは、アメリカの政治家、著述家、物理学者、気象学者であり、現在の米100ドル札の肖像の人物としてご存知の方も多いでしょう。
ベンジャミン・フランクリンの父はイギリスからボストンに移民として渡り、アメリカで生まれたベンジャミンは印刷業で成功を納めた後、一時的にロンドンで印刷業に携わっていました。その後、アメリカに戻り出版業や図書館の建設、郵便事業を経て政界へ進出すると、アメリカ独立宣言の起草、独立戦争中の外交などで広く貢献しました。雷は電気である事を発見するなど科学にも造詣が深く、避雷針や遠近両用眼鏡などを発明しています。

ベンジャミン・フランクリン・ハウスは、ベンジャミンが住んだ住居の中で現存する唯一のもので、1730年から16年間このジョージア朝のテラスに住んでいました。
この建物はグレード1の指定建造物であり、かつてのフロアボード、天井、階段を含む多くの箇所がオリジナルのまま保存されています。
ミュージアムは2006年にオープンし、ベンジャミンの功績を知り、学ぶ事ができる博物館として広く公開されています。
「ヒストリカル・エクスペリエンス」では、フランクリンの"第二の娘"ポリーに扮した俳優さんが対話を通じながら特殊効果と共に歴史的な事柄を紹介してくれます。
「学生科学センター」では、フランクリンのロンドン滞在時の実験を再現できます。これは、医療の研究や、歴史的な遺物を含むディスカバリールームのほか、実験を再現できるデモンストレーションルームがあります。
このミュージアムを十分に楽しみたい場合、「ヒストリカル・エクスペリエンス」ツアーに参加するとよいでしょう。