HMSベルファスト号 (HMS Belfast) は、イギリス海軍のタウン級軽巡洋艦です。
実際に第二次世界大戦から使用され、退役後の1971年から大英帝国戦争博物館の分館としてテムズ河に係留されています。

艦内は博物館として開放され、軍艦の内部が見学できるようになっています。
9段デッキから成る船内には、キャプテン・ブリッジや海兵隊員が使役していた運転室、エンジン室、キッチン、寝室、パン屋、歯医者、ランドリー、病院施設などが当時のまま保存されています。
ろう人形を使ったリアルな展示で、950名の乗組員達の海上での任務や生活ぶりを知ることができます。
また、ベルファスト号はテムズ南岸のロンドン橋とタワーブリッジの間に係留されており、タワーブリッジやロンドン塔、シティの街並み、シャードなどの素晴らしい景観が楽しめます。

ベルファスト号は1936年12月10日に北アイルランドハーランド・アンド・ウルフ造船所で起工しました。
（ベルファストは北アイルランドの首府の名前に因んでいます。）
1939年8月に艦長G・A・スコット大佐の指揮のもと就役し、第18巡洋艦戦隊に配属されました。
第二次世界大戦から朝鮮戦争の間に、ノルマンディ上陸作戦をはじめ、護衛や哨戒任務、陽動作戦、捜索など数々の作戦で活躍しました。
1963年8月24日に退役し、1971年に陳列館として大英帝国戦争博物館の分館となり現在に至っています。

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