ガーズ博物館（近衛兵博物館）は、ウェストミンスターエリアにあるウェリントン兵舎に併設されている近衛連隊の軍事博物館です。
バッキンガム宮殿の左手に伸びるバードケージ・ウォーク沿い、セント・ジェームズ・パークの向かいに位置しており、バッキンガム宮殿やロイヤル・ミューズなどの王室関連の観光地巡りに合わせて立ち寄りたいスポットです。
ちなみに、このウェリントン兵舎は、ロンドン名物である衛兵交代式で交代の歩兵と軍楽隊がバッキンガム宮殿に向けて出発する場所となっており、バッキンガム宮殿周辺の混雑を避けて兵隊さんの行進を見ることができるスポットでもあります。

近衛連隊は、擲弾兵衛、コールドストリームガード、スコットガード、アイルランドガード、ウェールズガードの5部隊からなり、バッキンガム宮殿はこの連隊の本拠地となっています。
１７世紀のピューリタン革命を機にこの連隊は発足し、博物館では近衛連隊の350年にわたる歴史を武器の展示や絵画などで知ることができます。
コレクションは、5連隊の近衛兵の制服や帽子をはじめ、勲章、武器、戦争の写真や絵画や模型、彫刻などがあります。
ロンドンのアイコンとも言える赤い近衛兵の歴史を深く知ることができ、歴史が好きな方や軍事に興味がある方におすすめです。

併設の売店「ガーズ・ショップ」は、ミニチュアの兵士などのグッズが豊富に揃えられ、近衛兵グッズの品揃えはロンドン随一と言われています。
お土産探しに、お子様のとっておきの思い出づくりにぴったりのスポットです。