ロイヤル・ファミリーの豪奢な居城
バッキンガム宮殿は、トラファルガー・スクエアの西に位置するアドミラルティ・アーチをくぐってザ・マルの突き当り、手前のヴィクトリア女王記念碑(Queen Victoria Memorial)を抱くようにどっしりと佇んでいる。
王室の居所であり執務室でもある現役の宮殿で、海外からの来賓を招いたり、晩餐会や叙勲式もここで行われる。
祝賀行事の際に、バルコニーにロイヤル・ファミリーが勢揃いして手を振る場面もよく知られているだろう。記憶に新しいウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤル・ウェディングの記念撮影が行われたのは王座の間(スローン・ルーム The Throne Room)だ。
本来はバッキンガム公爵の邸宅だったものを、1762年にジョージ3世が£28,000で買い上げたのが始まり。
その後ジョージ4世が建築家のジョン・ナッシュやエドワード・ブロアらを使って全面的な改築を始めたものの、莫大な費用に激しい社会批判を呼んだ。
1837年、ヴィクトリア女王が即位を機にこの城に最初に住み始めて以来、歴代の国王がここを居城としている。
その間も改築は進められ、現在私達が知る姿のバッキンガム宮殿として完成したのは1912年のこと。また、ほぼ同時期に宮殿前のヴィクトリア女王記念碑やザ・マル、アドミラルティ・アーチも完成した。
現国王のエリザベス2世は夏はスコットランド(バルモラル城)で過ごす以外、月〜金曜はここで公務を行い、週末はロンドン郊外のウィンザー城に滞在している。
エリザベス2世が宮殿にいる間は宮殿正面に王室旗、不在時は国旗が掲げられる。
夏季は毎日、冬季は隔日で行われる衛兵交代式のセレモニーと合わせて人気の観光スポット。
衛兵交代式ガイドはこちら。
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一般見学
一般見学が実施されるのは夏のあいだのみ、日程は毎年変更されるので旅行前に要確認。
見学できるの旧館で、正面の門から仰げる新館ではない。
650室あるうち20室程が一般公開され、緑の間や舞踏室(The Ballboom)、王座の間(The Throne Room)なども見学できる。
豪華な内装や調度品はもちろん、ピクチャー・ギャラリーでは絵画も見れたりとちょっとした王室美術館だ。
チケット・ブースは宮殿の南側、バッキンガム・パレス・ロード(Buckingham Palace Rd)側にあり、クィーンズ・ギャラリーに隣接している。
混雑時、当日券では入場が遅い時間に指定されることもあるため、予めインターネットで予約していくと余計なタイムロスをしなくて済む。
見学の際は、日本語対応のオーディオガイドがあるので時間に余裕があるならじっくりと回りたい。(2時間以上はみておこう)
売店にはさまざまな王室関連のグッズやガイドブックが売られていて、またとないお土産がゲットできるチャンス。ロイヤル・ファミリーファンならロイヤルグッズも見逃せない。
住所 | London SW1A 1AA |
TEL | 44 20 7766 7300 |
URL | https://www.royalcollection.org.uk/ https://www.royalcollection.org.uk/visit/the-state-rooms-buckingham-palace/plan-your-visit?language=ja |
営業時間 | 2015年 7/25〜8/31 09:30-19:30(最終入場 17:15) 9/1〜27 09:30-18:30(最終入場 16:15) |
料金 | ☆日本語版のオーディオガイドを含む 大人 £20.50 60歳以上/学生(要証明書)£18.80 17歳未満 £11.80 5歳未満 無料 家族 £52.80(大人2人と17歳未満3人) 【バッキンガム宮殿の公式諸間、ロイヤル・ミューズ、クイーンズ・ギャラリー共通チケット】 大人 £35.60 60歳以上/学生(要証明書)£32.50 17歳未満 £20.00 5歳未満 無料 家族 £91.20(大人2人と17歳未満3人) |
チケット購入 | Voyaginで購入する(日本語) |
ツアーで見る | セント・ポール大聖堂+ロンドン塔入場、バッキンガム宮殿外観見学、テムズ川クルーズの1日観光ツアー(英語) セント・ポール大聖堂+バッキンガム宮殿半日ツアー(KKday) |
アクセス | Greeen park駅、St James's Park駅、Victoria駅から徒歩10分 |