マーケット

ロンドンのマーケットは、大きな倉庫やアーケードの中、またはストリート沿いなどに、ストールと呼ばれる小屋や露店が集まって形成される市場のこと。
日本で市場というと、鮮魚や野菜・花等の卸市場のイメージが強いが、ロンドンのマーケットは市民のお買い物文化に深く根付いている。
中には海外からのバイヤーも訪れるというアンティーク専門マーケットから、あらゆる中古品・新品、雑貨、食料品まで広く扱われ、その種類は実に多種多様だ。

マーケットの特徴といえば、ズバリ安さ。
物価の高いロンドンだから、お値打ち商品が溢れるマーケットはお財布に優しい。
高価なら値切ることも可能、勇気を出して「very expencive, discount please」または「Can you give me a discount?」などと交渉をしてみよう。(成功を祈る。)

お目当てのモノが特になくても、お祭りのような賑やかさに囲まれてユニークな店先を見ているだけでも十分に楽しめる。
軽食やスイーツなどのテイクアウェイ(テイクアウト)ができる屋台もたくさんあるから、リーズナブルなランチがてら、お買い物天国を満喫しよう。

マーケットは、それぞれ違いはあれど概ねどこも週末はオープンしている。
スケジュールを立てる際は、マーケットの開催日はちゃんとチェックしておくのが無難だが、マーケット巡りをするなら週末にかけて滞在するのがいいだろう。