ロンドン動物園（London Zoo、正式名称はThe Zoological Society of London）は、世界で初めて作られた科学動物園です。
ロンドン動物学協会によって経営され、リージェンツ・パークの北側の敷地にあります。

1828年の開設当初は研究目的で動物を収集されていた施設でしたが、1847年に一般公開されました。
世界中の陸・海・空の750種以上のさまざまな哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類、無脊椎動物などが集められています。
一時は財政難から閉鎖の危機に陥ったことがありますが、動物達を愛するロンドン市民からの寄付（Adopt-an-animal）によって存続が可能になりました。

リャマや鳥類、カワウソのごはんタイム、キリンのおやつタイム、ペンギンやクモやカバを近くで見ることができるイベント、ミーアキャットやマングースの説明などのイベントが毎日開催されています。
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ヘビがいる爬虫類館は、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」の撮影が行なわれたことでも有名です。
建築物にもこだわられ、1827年にデシマス・バートンによって建てられた動物舎（第二級指定建築物）や、スノードン卿によって建てられた大型の禽舎などは、建築史的にも貴重なものとなっています。
1930年代に作られたペンギンプールは、初期の鉄筋コンクリート建築として高い評価を受けました。
現在、ペンギンは新しい施設に移されていますが、プールは保存されています。

カムデン・タウン駅から歩くか、リージェンツ運河が動物園内を流れているので、カナル・ボートで運河巡りをしながら動物園に向かうのもおすすめです。