大英博物館 British Museum

世界最大級、人類の遺産の宝庫

大英博物館(British Museum)は、世界最大級の博物館のひとつ。
世界中から集めた約800万点にのぼる文化遺産をコレクションしており、うち約15万点が常設展示されている。
収蔵品は考古学的な遺物・標本・硬貨や時計などの工芸品をはじめ、英国はもちろん世界各地の民族誌資料など多岐に渡る。
コレクションの規模はあまりにも大きく、一日で全てを見ることはほぼ不可能。
来館者の約56%が外国人観光客と言われ、各国語版のガイドブックが販売されているほかオーディオガイドも用意されている。

1753年、博物学者で開業医のサー・ハンス・スローンの遺志により、6万5000点の収集品と4万5000点の蔵書が国に寄贈された。これを保存・公開する場を設けたのが大英博物館の始まり。
(ちなみにSloane Squareなど、ケンジントン地区にある“スローン”の地名はこのサー・ハンス・スローンが由来になっている。)
その後、有志による遺贈やジョージ2世による王立図書館の蔵書の寄贈により、コレクションは充実していった。
1759年のオープン当時、一般に公開された世界で初めての博物館だったという、冠する“大英”の名の通り当時の先進国らしい輝かしい歴史を持つ。
18〜19世紀にはエジプトやメソポタミアの考古学的遺物、ギリシャのパルテノン神殿の彫刻、アッシリア等の発掘物などの文化遺産が加わり、世界的な博物館として発展。
その後もコレクションは増え続け、収蔵に限界が訪れると展示物を分館へ移転。自然史は自然史博物館(サウス・ケンジントン)へ、新聞はコリンデールへ、大英図書館は1997年に現在のセント・パンクラス駅付近に独立する形になった。

2000年には博物館の中央部に吹き抜けの大ホールであるグレート・コートが完成。
各種グッズの売店やフードコート、上階にレストランがあるほか、インフォメーションやオーディオガイドの受付カウンターなどもグレート・コートに集約されている。

 
大英博物館のコレクションは広く公開され、特別展示をのぞいて入館は無料、さらに写真撮影も自由と大変太っ腹。(フラッシュ撮影は一部不可)
寄付制をとっており、入り口と館内数カ所に£5からのドネーションを募る箱が設置されているので、楽しんだら心づけとして払いたい。

コレクションの見どころ

とにかく広く、展示が充実しているので、どこをメインに見るか絞って行くといい。
主な展示の見どころは以下。
→フロア図のページ

 

1階 西側

古代エジプト、メソポタミア、ギリシア・ローマの展示がある。
世界史の授業でもお馴染みの4番ルームのロゼッタ・ストーンはぜひ拝んでおきたい。
18号室の「エルギン・マーブルズ」と呼ばれるパルテノン神殿の彫刻群は、ギリシアが返還要求をし続けているが応じないといういわくつきのコレクション。

 

2階 南側

ブリテン、ヨーロッパの欧州コレクションの展示。
ブリテンのサットン・フーの兜や財宝などの貴重な出土品の数々は、中世初期のイングランドを知るうえで極めて重要な出土品。
42号室のスコットランドのルイス島出土のチェス人形はイギリスの宝と言われる。
これは、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」に出てくるチェス駒のモデルになっているもの。
68号室は各国の貨幣展示が興味深い。

 

2階 北側

61〜66号室は古代エジプトに関する展示で、ここのミイラは大人気。
ロゼッタストーンに並ぶ人気展示で、常に混雑している。

 

1階・2階 北側

ガンダーラの仏像やヒンドゥーの石像、中国の陶器など、中近東〜東洋の文化遺産の展示エリア。
92〜94号室は日本のコレクションとなっていて、銅鐸や鎧兜一式などの展示がある。
長崎の出島や横浜開港関連の資料などもあり、貿易の観点の展示が興味深いところ。
他にもボディビル雑誌の展示など、イギリス人から見た独特な切り口の"日本"を垣間見ることができる。

部屋番号と展示内容

アドバイス

全てじっくり見て回ろうと思ったら、とても一日では足りない。
オーディオガイド(£5、予約可)を聞きながら辿るのも効率がいだろう。
無料なので、滞在中毎日訪れて少しずつ攻略してもいいが、ここばかり見ていられない場合は、以下を参考に見どころを探してみよう。

1時間で巡る場合のおすすめ3時間で巡る場合のおすすめ子供と楽しむおすすめの展示

無料ガイドツアー

英語のみだが、興味のある展示エリアのガイドツアーや説明会に参加してもいいだろう。
→ツアーの紹介ページ


Eye-opener tours

毎日実施、参加無料、所要時間30〜40分。
以下の時間から、各ルームにて行われる。

11:00 Japan, Room 92 / 11:15 Roman Britain, Room 49 / 11:30 Ancient Greece, Room 17 / 11:45 Ancient Iraq, Room 56 / 12:00 Africa, Room 24 / 12:15 China, Room 33 / 12:30 Enlightenment Gallery, Room 1 / 12:45 South Asia, Room 33 / 13:00 Mexico, Room 27 / 14:00 Art of the Middle East, Room 34 / 14:15 World of Money, Room 68 / 14:30 Ancient Egypt, Room 64 / 14:45 Medieval Europe, Room 40 / 15:15 Ancient Rome, Room 70 / 15:45 Assyrian Reliefs, Room 6
(2015年8月現在)

Lunchtime gallery talks

展示物の前で、テーマに沿った説明をしてくれる。
火曜日〜金曜日の13:15〜、参加無料、所要時間45分。

→実施予定スケジュール、テーマ、実施場所はこちらから

Spotlight tours

毎週金曜の夜に実施、参加無料、所要時間20分。

17:00 & 17:30 The Parthenon / 18:30 & 19:00 The Enlightenment / 17:00 & 17:30 Rosetta Stone / 18:30 & 19:00 Death in ancient Egypt

大英博物館がロケ地や舞台になっている作品

住所Great Russell Street, WC1B 3DG
URLhttps://www.britishmuseum.org/
TEL44 (0)20 7323 8299
料金無料(寄付制)、特別展示は有料
オーディオガイド日本語あり £5
日本語ガイドと巡るツアーVeltraで予約する(日本語)
Wannatripで予約する(日本語)

開館時間10:00〜17:30(金 〜20:30)

グレートコート
木〜土 9:00〜18:00
金曜日 9:00〜20:30
閉館日1/1、12/24、25、26
備考写真撮影可、一部不可
アクセスTottenham Court駅、Holborn駅、Russel Square駅
大英博物館 British Museum
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